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されどそれは苦難の日々 48【R18】

「何だよ遠藤…お前は浅井が好きなんだろ?」 「そうです」 「…じゃ、何で俺にこんな事するんだよ」 「実は…おれも不思議なんです」 「はあ?」 訳が分からん。 そもそも遠藤は浅井の事が好きなんだろ? 俺はタチだし遠藤の相手にはなれない、はず。 …なのにこの男は…執拗に俺の身体を弄んでいる。 感じないんだって! だから開発しようとかすんのマジ止めろ。 そう心の中で叫ぶのに一向に言葉が出せない。 歯を食いしばって度重なる刺激に耐えた。 そもそも耐えるって? だってこんなの…気持ちいい訳、無い。 …無い…んだっ… 「あッ!あぁ…ンン!」 「ほっらー!梶さん才能アリアリ〜!」 「な…何で…こんな…」 冷たいバスルームの壁がオレの熱で温まっていく。 「ほら、ココも良いんじゃないですか?」 「やッ!ら…らめ…」 「腰が逃げてますよ?もっと突き出して下さい」 嫌なんだ、ダメなんだ。 頭の中で真っ赤な警告が出てる。 これ以上進めば後戻り出来なくなる。 拳を壁に押し付けて快感の波をやり過ごそうとするのに…。 「そう、ぐっと突き出して…ほら!腰が揺れ始めた!」 …あ…あ…。 こんな奴の言う事、聞きたくない…。 「もっと奥、…触って欲しくないですか…?」 これ以上の奥なんてダメだろ? 「ねぇ。俺のデカいので擦ったら…もっと気持ちいっすよ?」 …確かに遠藤のは凶器だ。 浅井だって堪らなかったろう。 あ…んな、気持ち良さげに…イって気を失うなんて。 遠藤の、あの…凶器。 ゴクッと唾を飲み込んだ。

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