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深夜3時
綺麗に洗った咲夜の身体を大判のバスタオルで包み、ベッドの上へと運んだ所で恭の我慢は限界を迎えた。
「起きろ」
頬をペシリと平手で叩く。勿論だいぶ手加減をして。しかし、眉間に僅かな皺を寄せた咲夜が起きる気配はない。
「ったく」
咲夜が何故、あそこに置かれていたのかは、大体の所想像がついた。当の本人は知らないだろうが、こうなったからには彼を自由にする権利がある。
「うっ……ぐぅ」
陰嚢を強く握り込むと、流石に酷く痛いのだろう、苦しげに呻いた咲夜の睫毛が小刻みに震えだした。ゴリゴリとそこを揉込みながら肩へと両脚を担ぎ上げ、きっと散々犯された筈のアナルの縁へと、ローションをたっぷり馴染ませた己のペニスをピトリと宛がう。
「ぐっ……あっ! ああぅっ!」
そこから一気に中を穿つと、ようやく咲夜は覚醒し、恭の顔を瞳に映せば、信じられないといったように瞳を大きく見開くけれど、それも一瞬だけのことで、すぐに自身を襲う痛みにその表情を歪ませた。
「キツいな。悪くはないが、少し緩めろ」
「やっ、やめっ……なん…で、ひっ!」
混乱している咲夜に答えを教えるつもりは毛頭無い。
逃れようと身体を捩る姿に昂りを覚えた恭は、萎えた咲夜のペニスを何度も平手で強く打ち据えた。
「いたっ…いだいっ! やっ……あぅっ!」
涙を流すその表情に、恭は激しく欲情する。初めて目にした彼の裸体と泣き顔は、想像以上に厭らしく、恭は生まれて初めて己を制御することが出来なくなった。
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