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テスト勉強2

昼休みになり、真悠と初めてご飯を共にする。 隣に座った真悠はほんとに綺麗な顔をしていて、いつ見ても顔の造形の良さは変わらなかった。 早速、充希は先ほどの件について感謝を言い、遼にはひとりで走っていることを言わないでくれと真悠にお願いした。 それを聞いた真悠は理由など何も聞かないでくれて、ただ分かったと返事した。 しかし、「あ、でも」と真悠は続けると 「俺とはまた一緒に走ってほしい。充希と走るの楽しいんだ。部活とは違う楽しさがある」 と微笑んだ。 そのことには充希も納得できた。 真悠とそれぞれのペースで、タイムなど競わずに体を動かす。 充希はずっと何か大会や競技で形を残すために走っていたから、あの感覚は初めてで不思議だった。でも悪い心地はしない。充希にも楽しいという気持ちが当てはまった。 「そういえばテストの結果返ってきた?」 真悠に突然そう言われ、充希はどきりとした。 実はあれだけ意気込んでいながら、一年の初めの実力試しのテストはあまりよろしくなかったのだ。中学では上位から30%程度を望めたが、受験を乗り越えてきた高校入学組の基礎力は圧倒的に高く、今回の順位は全体の40%ぐらいにまで落ちてしまった。始めだから気にしなくてもいいのかもしれないが、ずっとこのような成績が続いては困る。 うちの学校の医学部合格率は上位10%なのだ。これからのことを考えるとそんな成績でのんびり構えている余裕なんてない。 充希は覇気を弱めながら言った。 「あまりよろしくなかった…かな」 「俺もあんまり国語がおもわしくなかったんだよね…」 そうなの?と聞けば、89点だったと彼は苦笑した。 俺は国語がテストの中でもっとも良かった点数で、93点だった。 実は今回の国語のテストは中学の教師が作ったものと傾向がとても似ていたのだ。もしかしたらその教師が作ったのかもしれないが、それを踏まえるとその傾向に慣れていた内進組は大きく有利だったというわけだ。 「だから、むしろその点数取れただけでもすごいよ」 「うーん…それでも俺はやっぱり国語が苦手なんだ。93点も採った充希はすごいな」 すごいと褒められて充希はびっくりした。そもそも褒められるとは思ってなかった。だって、有利だから点数が取れて当たり前なのだ。それでも真悠は93点をとった俺をすごいと賞した。 「充希さ、良かったらでいいんだけど、今度の中間テスト国語教えてほしい」 「え、そんな!こんな俺でよかったら全然!」 「ほんとに?ありがとう」 真悠の手が重なり、真悠が本当に嬉しそうなことが伝わってくる。 真悠は数学の方が得意らしく、俺は国語を教える代わりに数学を教えてもらうことにした。 「それじゃあ、またよろしくね」 小指を真悠と絡め合わせる。 なぜ指切りげんまんなのかは分からなかったが、真悠との約束がまた一つ増えた。

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