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「う゛っ、んんぅっ!」 すぐに角度を変え、接合を深めてくる柔らかな肉の感触に、背筋を冷たいものが走り抜け、たまらず体をバタつかせるが、押さえつけてくる強い力を跳ね返すには至らない。 「やっ……んぐぅっ」 途中、少しだけ口が離されたから、喘ぐように遥人は叫ぶが、刹那口腔へ舌を差し込まれ、ぐぐもった呻き声に変わった。  ――なんで、なんでこんな……。 そこから先の出来事は、思い出すのもおぞましい。 ズボンを脱がされそうになったから、這って逃げ出せば殴打され、反抗心が削がれるくらい徹底的に嬲られた。 さらに、剥き出しになった尻の孔へと指を入れられて悲鳴を上げたが、そんな反応を楽しむように喉を鳴らして笑った玲は、おざなりに後孔を解すと、いきり立った己の欲望を躊躇もせずに突き立てて……。 痛いから止めてと懇願しても、まるで聞く耳をもってはくれず、遥人がアナルで快感を掬いとれるまで……執拗に中を穿たれた。 抵抗すれば手加減なしに身体中を打ち据えられ、何を言っても彼に都合の良い言葉へと変換される。 そんな、悪夢のような時間の中、遥人の心は痛みと恐怖に完全に支配されていったが、「付き合う」という言葉にだけ最後まで口にしなかった。

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