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「ココがいいの? なら、隠れてる先っぽが、勃ちっぱなしになるまで弄ってあげる」 「や、やだ……やだぁっ」  乳輪を指で揉みしだき、耳元へ低く囁きかければ、首を左右に緩く振りながら、駄々っ子のように遥人が喘ぐ。 「嫌? なら止めるけど」  拒絶を示す遥人の言葉に動きをピタリと止めてから、椅子の前へと回り込むと、焦点の定っていない瞳でこちらを見上げた彼は、「れい、れい……」と切なげな声で繰り返し名前を紡ぎ始めた。 「なに?」  ことさら優しく声を掛け、頬へと軽い口づけをしてから、じれったそうに膝をすり合わせる遥人の腿を割り開く。   「あっ……ああっ」 「染みが出来てる。もしかして、触ってないのにイっちゃった?」 「……かんない、ごめん……なさ、ごめ……」  どうやら……先ほどのキスで既に達していたらしい。  涙を流し謝罪を紡ぐ遥人の股間を握り込み、布の上から扱いてやれば、声にならない悲鳴を上げて細い肢体が奇妙に跳ねた。 「ここも……触って貰うの好きだよな?」  そんな反応を楽しみながら、徐々に掌へと力を込め、空いている手で薄紅色の乳輪をキュッと捻り上げる。

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