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――でも、だめ……だ。
玲にとっての素直とは、思い通りになることだから、例え本当に大雅と自分に何の関係も無かったとしても、そんなものは彼にとって何ら意味のないことなのだ。
「ない、ホントに……なんにも……いたいっ」
途切れ途切れに言葉を紡ぐと、乳首を挟んだクリップをピンと弾かれて……次の瞬間ジンジンとした痛みと熱がわいてくる。
「どうして、アイツを庇おうとするのかな」
「アッ……ぐぅっ」
解放され、敏感になった胸の先端を捏ね回され、必死に前へ逃げようとすれば、下から激しく突き上げられた。
「や、ああっ!」
「もしかして、あの時迎えに行かなかったから、怒ってる?」
「う……う゛ぅっ」
訳の分からぬ玲の言葉を、理解するだけの余力がない。力の入らぬ遥人の体は嵐の中の小枝のように玲の膝上で揺さぶられ、それが愉悦か苦しみなのかも徐々に分からなくなっていく。
――守らないと……。
何を守ろうとしているのかも、既にあやふやな状態だが、その言葉だけは意識の中で何度も何度も反芻した。
「ん……うぅっ」
それから、どれくらい時が過ぎただろうか? 激しい責め苦に耐えきれなくなり、突如遥人は強い吐き気に見舞われる。
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