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「あっ……ああっ!」
チュッと小さな音がしてから、ようやく口は離されたけれど、すかさずそこへと指が伸ばされ、くびりだされた乳頭部分を搾るように摘まれる。
「ようやく出てきた。触ってもらえて嬉しい?」
「そこ、やっ……おねが……あぅぅっ!」
外気へと触れた先端部分にねっとりと舌を這わされて、鋭い愉悦に遥人の視界がチカチカと白くなりはじめた。
そして……あろうことか、そこを犬噛で軽く甘噛みされただけで、薄い身体を戦慄かせ、直接的な刺激もないまま白濁を迸らせてしまう。
「あ……あ」
「上手にイケた」
状況をうまく飲み込めないまま肩で息をしていると、褒めるかのように頬を優しく撫でられた。
その心地よさに瞼を閉じ、これでようやく終わったのだと遥人は力を僅かに抜くが、それは甘い考えだったとすぐに思い知ることとなる。
「まだだ」
遥人の気持ちを見透かしたような言葉が耳へと入った途端、アナルの中で玲のペニスが更に大きく成長した。
「なっ……や、やめっ!」
信じたくないと思いながらも、遥人が薄く瞼を開けば、勃ちあがっている左の尖りを指先で摘みあげたまま、右の胸へと口づけている玲の姿が瞳に映り、達したばかりの遥人は必死に動かぬ体を身体を左右へ捩る。
すると、窘めるように左の尖りがギュッと捻りあげられた。
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