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「遥人は……俺といるのが一番幸せだ」  下肢へ掌を這わせていき、薄い下生えの中で萎えているペニスを掴んで緩く扱けば、そこは徐々に反応を示し、少しずつだが硬くなってくる。   その様子を見て笑みを浮かべると、サイドテーブルへ手を伸ばし、引き出しから細身の縄を優雅な所作で取り出した玲は、それを使って遥人のペニスの根本を器用に戒めた。  残った部分は竿の部分へと螺旋状に巻き付ける。 「ほんと、遥人はこれが好きだよな」  意識は全く無いくせに、縄を掛けられただけで勃起したペニスを指で軽くつつくと、淡い色をした尿道口が、玲に続きをせがむかのようにヒクリヒクリと開閉した。  *** 「アッ、アウッ」  ――あつい、あつい……。 「うん、凄く気持ちいいね」  熱を帯びた下半身と、耳へ滑り込む甘い声。 なにが自分に起こっているのかも分からないまま逃げようとするが、「動くな」と静かに言われた途端に体が固まった。 「可愛がりたいだけだから……遥人は感じてればいいよ」 「や、なんで……あぁっ!」  たまらず開いた瞳の中へと、まず飛び込んできたのは大きなテレビの画面。

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