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すると、眉間へと皺を刻んだ玲は少しのあいだ動きを止め、それから綺麗な笑みを浮かべて遥人の頬へと口づけてくる。
「そうだな……俺は体調が悪いし、おとなしく寝てろって医者から言われてる」
「……なら」
「けど、遥人があんまり可愛いから……」
「っ!」
下から腰を突き上げられ、遥人は思わず目を見開いた。自分のことで精一杯でこれまで気づけなかったけれど、寝衣を纏った彼のペニスは、布地の上からわかるくらいに確かな質量を持っていて――。
「遥人がここで満足させてくれたら、今日は大人しく休むけど……責任、とってくれる?」
唇をなぞる長い指先に遥人の体は震えだすけれど、どんな答えを選んだところで同じ結果になるということは、これまでの経験上……嫌というほど学んでいた。
「……わかりました」
だから、小さな声で返事をすれば、「いい子」と、髪を撫でてきた玲は遥人の体を抱きしめ、そのままソファーへ横たわる。
「俺もしてあげるから、ケツをこっちに向けて」
「いえ、俺は……うぅっ!」
そんな恥ずかしいことは無理だと遥人は首を横へと振るが、股間を強く握られてしまい、痛みに目前が白く染まった。
「ほら、早くしないと潰れる」
「するっ……するから……」
ほんの少しでも彼の体調を案じてしまった自分のことが、馬鹿みたいに思えた遥人は、零れそうになる涙をこらえ、ノロノロと彼の体の上で自分の体を反転させる。
そして、心の中で早く終われと祈りながら、彼の着ているシルクの寝衣のズボンを下へとずり下げて、それから震える両手を動かし、ボクサーパンツを押し上げている猛ったペニスを取り出した。
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