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 頷きながら差し伸べられた手を掴み、日常生活に支障は無いと伝えながら遥人が出ると、「なら良かった」と呟いた玲は「じゃあ洗おうか」と綺麗な笑みをこちらへ向け、告げてきた。 「自分で……洗えるから」 「中も? 遥人の話を信じるなら、3年以上使ってないのに自分で出来る?」 「それは……」 「手を解いたのが最大限の譲歩だ。知ってると思うけど、俺はあんまり気の長い方じゃない」 「玲」 「もう嫌は聞かない。遥人、座って」  命じることに慣れた声音が浴室内の空気を震わせる。操られるみたいに遥人が示されたイスに腰を下ろすと、玲は濡れた上衣を脱いで浴室の外へ放り投げた。  そこからは、遥人にとって辛いことの連続で――。 「うっ……うぅっ」 「まだ入る。もう少し我慢して」  背後から響く玲の声音は甘く艶を帯びているが、その行動は優しげな声とはまるで逆のものだった。  イスへと座った遥人は最初に髪を洗われ、それからソープを纏わせた手で体中を撫で回された。  脚を開けと言われた時には流石に些細な抵抗をしたが、結局のところ力で及ぶわけもなく――。 「玲、も……だめ」 「これ位かな」  遥人は今、シャワーヘッドを外したホースをアナルの中へと挿入され、四つに這った格好のまま、ぬるま湯を……腹の中へと少しずつ注ぎ込まれていた。 「くるし……」 「うん。苦しいね」  労るような優しい手つきで下腹を軽く押された遥人は、とうとう腕から力が抜けて、タイルの上へと崩れ落ちる。と、ようやくホースが引き抜かれ、代わりにアナルを塞ぐプラグがやや強引に挿入された。

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