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「ふっ……くぅ」
「少し我慢」
「あ……やっ!」
力の全く入らなくなった体がゆっくり引き起こされ、膝で立つような格好にされた遥人のペニスを玲が掌で包み込む。
「……っ!」
「気持ちいい?」
問われて首を横へと振るけれど、そんな遥人の気持ちを無視して、そこは形を変えていた。
――きっと、これが……終われば。
「ん……う」
彼の激情も少しは落ち着くはずだと遥人は考える。それと同時に、そう甘くはないことも、心の奥では理解していた。
だけど、今の自分は以前と違い、自らの意思でここにいるのだ。だから遙人は下唇を強く噛み、下腹を襲う断続的な痛みを懸命に堪えようとする。
少し経つと、腿の内側が細かく震え、中の異物を吐き出そうとしてアナルが伸縮をはじめた。
***
「うっ……ん」
「まだ、寝るには早いよ」
さんざん中を洗浄してから、ベッドの上まで運んだ時、遥人の体はぐったりとして意識があるのかも分からなかった。
けれど、そんなことには構っていられない。
三年間、探していたのだ。
その結果、ようやく再会できたのだから、一秒たりとも待てやしない。
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