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「本当に嫌だったら言って。止めるから」 「う……んぅ」  そして今の状況だが……玲自身は服を着たまま、遥人の脚の傷跡へとその舌を這わせている。 「くすぐったい?」 「ん……くすぐったい、あと、恥ずかしい。なんで、俺だけ……」  服を脱がされているのか? と、不満を漏らした遥人に対し、「分かった」と答えた玲は上衣をすぐに脱ぎ捨てた。 「これでいい?」  覆い被さってきた玲が、遥人の頬へとキスを落とす。遥人が小さく頷けば……次の瞬間、唇を深く塞がれた。 「ふっ……うぅ……ん」  薄く開いた遥人の唇を割り開くようにして、玲の舌が口腔内へと入ってくる。    拙いながらも応えようとした遥人が舌を突き出せば、絡めるようにそこを舐められ、呼吸をするのを忘れるくらいの熱が背筋を這い上がる。 「ん、んんっ」  同時に脚の付け根あたりへ玲の指先が触れてきて、陰嚢の裏をつつかれたから、遥人はシーツを握りしめ……細い体を戦慄かせた。 「……っ! あっ、れい」 「ここ、好きだよな」  唇をいったん離した玲が、上半身を起こしながら遥人の右脚を掴んで肩へと担ぎ上げる。  玲が指で触れている部分は後孔と陰嚢の間。学生時代、彼によって嫌というほど性感帯だと教え込まれた場所だった。 「や……そこ、怖い」 「怖い? じゃあ止める?」  困ったように眉尻を下げた玲の表情を見上げながら、遥人はゆるゆると首を振る。  こんな表情を彼が見せるのは初めてだ。  だからきっと、今の玲ならば自分の言葉を聞いてくれると遥人は思い、羞恥に体を赤く染めながら「止めないで」と小さな声で囁いた。 「いい子」 「あっ……ああっ!」  そこを強く圧迫され、鋭い愉悦に体が跳ねる。無意識に脚を閉じようとするが、片足を肩へ担がれているため自由に動かすことができず……つま先がヒクリヒクリと宙を蹴った。

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