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第15話 エドワード①

「生きてるか、セルジュ!」  エドワードが声をかけながら、私の部屋に入ってくる。 「調子はどうだ? 起きれそう?」 「大丈夫です、ありがとう」 「そりゃ良かった!」  エドワードはバケモノである私に、唯一対等に接してくれる人間だ。そしてどちらともなく距離を縮め、私たちは恋人同士になっていた。  私と彼とでは、彼のほうが先にこの世を去るのは明確で、それでも良いのかと彼に聞いたこともある。するとエドワードは、いつもの人懐っこい笑顔で「それなら俺の最期はお前が看取ってくれ」と返した。  私はこの愛する人と、できる限り一緒に過ごすと堅く誓った。

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