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第18話

「よく分かんねぇけど、俺がなんかしたんだろ?ごめんな」 「自分で悪いって気づけてないのに謝られても困るんですけどー」 「ほんと星野幼稚…」 ため息をつくと笹川は教室を出ていった。 「分かってんだよ、そんなことくらい。怒ってるって伝え方も、その後の対応も幼稚なことくらい分かってる」 「なぁ、俺何した?」 「匠は悪くないんだよ」 「でも星野は俺に怒ってるんだろ」 頭を撫でてやるとそれを跳ね返して唇を噛んだ。そんな悲しそうな顔するくらいなら俺の手を跳ね返さなければいいのに。 「だから、これは俺が勝手に怒ってるだけなんだ。匠は悪くない。しかも結構ちっちゃい事で怒ってるから、匠に言いたくない」 視線を床に落としたまま、星野は立ち上がると作ったような笑みを浮かべた。 周りにいて騒いでいた奴らはもうグラウンドに向かってしまったようだ。 「ほらもう体育始まっちゃう。行こう匠」 「でも」 「また怒っちゃうかもしれなけど、匠は悪くないから。ほんとに。ただ俺が勝手に怒ってるだけ」 よくわからないけど、機嫌は少し良くなったらしい。 窓の外に整列している同級生達を見て、星野と2人で駆け出した。

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