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第46話

目をつぶっているからか、余計に音や呼吸を感じる。 空気の波動みたいなものも肌で感じた。 ズボンを脱がしてもらうなんて物心ついてからはされたことが無いし、恥ずかしくて堪らない。 「パンツも脱がせるね」 「ん」 俺が顔を隠しているからか、こいつは逐一口でいうことにしたようだ。 腰を上げて脱がしやすいようにした。 思いのほかアッサリと脱がされてしまった。 そのまま足を普通に地面に置かれ、カチッとさっきの液体を出しているのか蓋を開け閉めする音がしてぴちゃぴちゃと彩が液体を手に塗りつける音もする。 さっきの俺の発言で彩と俺との間には微妙な空気が漂っていてシンとしている。 そのせいか隣の風呂場からの声が聞こえてきた。だが会話の内容はわからない。 シャワーの流す音も聞こえて、俺たちより作業が進んでいることが伺えた。 「少しヒヤッとするかも。そしたらごめん。腰上げて」 「ん」 「…あー…匠がしんどいかもしれないからさ、ちょっと足上げて大丈夫?」 「大丈夫」 俺の返事を聞くと彩は直ぐに俺の左足を自身の肩にかけた。 真面目に部活をしていなかったはずだが、最近は俺の指示でやり始めたからか、肩に筋肉を感じた。 「こっちも」 「はっ?」

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