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第49話
「くさの…が?」
「あんあん言ってるけど。俺もあれくらい気持ちいいなら気持ちいいって全面に出してくれる子の方が好きだなあ。演技しろって言うわけじゃないけど、その方が燃えるのは確かだよねー」
「気持ちいい…?」
身をよじって彩の指をその位置から外した。
確かに風呂場で反響している草野の声がした。
でも少し本人の声か疑ってしまうくらい高くていやらしかった。
俺が身をよじったからか彩は指を抜いた。
穴の中に空気を感じた。
「…んっ」
「あれ?抜かれるのも好き?」
「わかんない…」
「ふぅーん…。あっちはもう出来上がっちゃってるなぁ…急かすわけじゃないけど、こっちも急ごう。次は二本」
「にほん!?」
先程よりも多めに液体を出す音がした。
「はい、入れるよ。せーの!」
「んっ…んん…」
「キツイ?」
「くるしっ…」
「力抜いて…」
二本になったからか、一本の時より内壁に当たる面積も増える。さっきは気持ちいいと思わなかった場所でも腰が疼くように思った。
「っ…」
「ほら、また勃ってきたよ」
「うあっ、ちょっ、やめろ…」
「イきなくないの?」
見えていないから余計に体が感じるのか。
俺が何も言えないのをいいことに勃ってしまった俺のものを急に扱き始めた。
「あっあっ…」
「腰、揺れてる。えろいね、匠」
「やめっ、言うな…ぁ…」
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