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第50話
「イきたっ…、イかせろ…っ」
「かわいいね。細いからほんと腰えろい。でもまだダメだよ。指じゃなくて、ちゃんと後ろで感じさせてあげるから」
「くっそ…」
もう少しでイけるというところで彩が手を止めた。
イけ無かったせいで熱が出ていけない。辛い。
「すぐにたくさんイかせてあげるから。それより後ろは大丈夫?2本はいったけど」
「えっ」
彩が俺のものを扱いていたのは力を抜かせるためだったようで、気付かぬうちに少しずつ広げられていたようだ。
「それでね、ほら…その、あれかもしれないけど、恥ずかしいかもだけどさ」
「は?」
「いやだから…その…これから俺がここに挿れてガンガンに突くわけですよ。でもさ、ほら…後ろから色々出るでしょ?みんな」
「…」
「そんなドン引きしないで!」
「いや…」
「…だから、今のうちに出しちゃおうか」
「…ん?」
今こいつはなんて言った?
前からものを出させてくれないくせに後ろからは出せと?
確かに情事の間に…なんてことになったら俺だって恥ずかしいが、だったらこんなことさせ無くても「こうやって、こうやって出しておいてね」とか、他にも方法があるだろう。
何でここまで盛り上げといて…いや、断じて俺は盛り上がってない。
「あっちもあっちで出してるんだから、匠も男の本気を見せていただいて…」
「…はぁ…どうすりゃいい?」
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