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第41話※

チロチロと表面を舐めたり飴玉をしゃぶるかの様に舐められる。 吸い上げながら口から離すとじゅぱっ、と音が鳴った。 「あ……っ、」 「結構ここも気持ちいいでしょ?」 「ん、……っふ、」 竿を舐めながらロイさんがこちらを見上げると髪の毛が流れて隠れた左目が見え隠れする。 ――あ、まただ。 また、あの感覚。どうしようもなく胸が締め付けられるような、むず痒いような胸の痛みを覚えてアツシは咥えたシャツを強く噛み締めた。 それを快感と取ったロイさんはクスリと笑うと段々先端の方へと舌を這わせて来る。 「さっきしてくれたから、お返し」 「んぁ……っ!!」 下から舐め上げる様にしてカリ部分まで舐め上げる。 膨れたところは下から上へ少し強めに、ぺろりと舐める様にして刺激してきた。 空いた手ではアツシの乳首をくりくりと弄る。 それがどうしようもなく気持ちいい。 「……ァ、あ……っ、」 「こーら、口離しちゃダメでしょ」 手にシャツが落ちてきて邪魔なのか、再び咥えさせられた。 そんなこと言われても――っ、 感じてしまうと声が出てしまうし、声が出れば自然と口が開いてしまう。 非難がましくロイさんを見れば楽しそうな視線だけが返ってきた。 こちらを見上げたまま、ロイさんは続きを始める。 竿部分を丁寧に舐めながらカリ部分は指の腹で刺激する。 「や、……ァあ゛っ、」 先端を舐め、グリグリと尿道口をえぐる。 その刺激が強過ぎてビクビクと震えるのを抑えられない。 泣きが入りながらも嫌々と頭を振っていると宥めるように腰部分を撫でられた。 撫でた手はそのまま上へ上へと上ってきて胸の突起を撫でる。 胸を弄られると目尻に自然と涙が浮かんでくる。 切ないようなもどかしいような刺激は少し苦手だ。 その刺激から逃げたくて体をひねるが、アツシが逃げるとロイさんはペニスをパクリと咥えた。 「っひ、ぁ……っ」 口の中が熱い。 生暖かい粘膜に包まれて思わず腰が引ける。 するとそれを抑えるように腰を抱かれ引き寄せられた。 「ん、ぁ……っァ、」 「ひもひい?」 「や、そこで喋んないでくださ……っ」 先端を吸われるとジュロロロと形容詞がたい音が鳴る。 唾液をたっぷり含ませて奥から先端まで吸うようにしながら口で扱かれると気持ち良くて何も考えられない。 ロイさんが頭を上下させる度に強い快感の波が押し寄せる。 ただでさえ良過ぎて辛いというのに腰を押さえつけて何度も上下させながら、空いた手では玉部分を揉み込んだり乳首に触れたりと自由気ままに動き回る。 「あ……っ、あぁ!!」 好き勝手しながらも楽しそうにこちらを見上げる視線に背中がゾクゾクする。 ――ダメだ。我慢出来ない。 そんなに長い時間していたわけではないのに良過ぎて我慢が効かない。 「や、ぁ……も、出る」 「はめだよ」 「ひ……ぁっ、」 達しそうになるとロイさんはアツシのペニスの根本を強く握り込む。 「むり……ぃ、も……出したい……」 「出したいじゃなくてイきたいでしょ」 言い方が気に入らないのか、そう言ってグリグリと尿道口をえぐる。 「ひ、ぅ゛……っ、きた……イきたい……っ」 「まだだめ」 「ぁあ゛……っ、」 握りこまれたままカリ首を舐め回された。 痛い程の刺激が駆け抜けてボロボロと涙が溢れる。 「やだ……っ、ロイさんン……っ!」 イケそううでイケないのがもどかしくてロイさんの肩を震える手で掴んだ。 「お、ねが……ぁっ、あ゛っ、」 こちらを見上げるロイさんに懇願するがなかなか手を離してくれない。尿道口を抉られ殆ど悲鳴のように泣く。 カリ首の所を咥えて吸うとジュルルと音を立ててカウパーが吸われていくのが分かった。 「もぉ、やだぁ……っ、ろい……ろいさん……っ」 「しょうがないなぁ」 そう肩を竦めたロイさんは手の力を緩めるとさっきよりも深く喉奥に咥え込んだ。 ぐぽぐぽと音を立てて頭を上下させる。喉奥が締まると耐えきれずにロイさんの肩にしがみつく。 「ぁ、アァっ!!」 吸い上げられガクガクと震えながらアツシは吐精した。 尿道に残った精液は最後の最後まで吸い尽くされる。吸いながら口を離したせいでチュポッ、と音を立てて離れた。 「んぅ……は……っ、」 その刺激に思わず喘ぎ声を漏らす。 膝を立てて居られなくてロイさんの上に跨るようにして座り込むと肩口にもたれ掛かった。 はぁはぁと息を切らせていると不意に顎を掬われ上を向かされる。 ふっ、と嫌な予感が頭をよぎるが身体に力か入らない。 そうこうしているうちに唇が重なった。 「ん゛ぅーっ!!」 本気で暴れたが、それを押さえ込むようにして首の後ろと腰に腕を回される。ガッチリと固定されると、口の中に苦いものが流れ込んできた。 思わず入ってきた舌を噛もうと口を閉じるが、噛まれる前にロイさんは逃げていく。 「ごちそーさま」 「ばかぁ……っ!!も、信じらんない……っぐす、」 口の中が苦い。 さっきも苦かったが、自身のを口にしてしまったショックの方が大きかった。 ベッドにうずくまってぐすぐすと鼻をすすると上から|ロイさんのフェロモンが漏れ始める。

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