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以前の学校では目立った問題もなく、友達もいい奴ばかり。 こんなド派手な見た目の俺でも、なんの障害もなく普通の高校生として学生生活を送っていた。 しかし、そんな平穏な日常はある日突然壊れることになった。 それは数ヶ月前のこと、高校一年生の冬が始まろうとしていたとき。ストーカーが現れたのだ。 それも1人ではなく何人かのいわゆる集団ストーカー。盗撮写真を勝手にサイトにアップされたり、登下校中声をかけられたりなんてザラで、挙げ句の果てには自宅まで特定をされてしまった。 被害に遭い始めて1ヶ月、ようやく事の重大さに気がついた俺は恐る恐る母に相談した結果、早々に引っ越しをする事が決まった。 身バレしている以上、無駄かもしれないが学校も変える必要がある。 そんな時に、もしよかったら。と声をかけてくれたのが、母さんの弟である竜都おじさんだった。 叔父さんは大きな学園の理事長をしていて、今回の件を姉である母さんから相談され、ぜひ編入試験を、と勧めてくれたのだ。 全寮制であるその学校はお金持ちのご子息がたくさん集まるので警備は厳重。 きっと安心して学校に通えるだろうと微笑む叔父さんの姿はいま思い出しても頼もしく、まるで俺には居ないはずの父のようにも思えた。 そんな事があったのが、冬の出来事。 季節は過ぎて今は春。俺は今日から星渦学園の生徒になる。 .

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