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【家族以上 5】 *

◆fujossy様ユーザー企画投稿作品 ★「絵師様アンソロジー夏」7月6日19時公開!★ 【キーワード】 ①浴衣でエッチ ②おじさん攻め×美青年受け ③秘密の共有  俺とシチの関係を、他の誰かに知られるわけにはいかない。  だから俺は、シチに三つの約束を取り付けた。  ――叔父である俺と、甥であるシチが、触れ合ったり……ましてや、セックスをしていることは、誰にも言わない。  ……これは、当たり前のことだろう。  だが、もう二つの約束。  【一人で自慰行為をしない】という約束と【俺以外を好きにならない】という約束は。  ……ただの大人げない、独占欲だ。  だと言うのに、シチは素直だから……疑いもせず、三つの約束をきちんと守っているらしい。 「おじ、さ……ぼく、もぉ……んっ!」  最後にシチとセックスをしたのは、三ヶ月前だ。  溜まっていたっておかしくない期間だろう。  限界を訴えているシチに応えるよう、俺は逸物を扱く手の速度を上げる。  それだけでは飽き足らず、俺はシチの胸元に添えていた左手で、シチの乳首をつねった。 「――やぁ、あっ!」  不意に与えられた快感に、シチが一際大きな声を上げる。 「出していいぞ、ほら」  左手で乳首を弄り、右手で強く逸物を扱く。  二ヶ所へ与えられる快感に、シチの体が大きく跳ねた。 「あ、あぁっ! おじさ、あっ、んん……っ!」  ビクビクと、体を震わせながら。  ――シチは浴衣の下で、勢いよく精液を吐き出す。  シチが射精している最中も、愛撫の手は止めない。  まるで手の動きに合わせるているかのように、数回に分けて精液が迸る。 「は、ぁ……はぁっ、ん……っ」  三ヶ月ぶりの射精に、シチは満足そうに息を吐く。  普段は涼やかな瞳が、今ではトロンと蕩けきっている。  しがみついていた手を上げたままにしている余力も、無いらしい。  ダラリと腕を下ろし、そのまま肩で息をしている。  完全に惚けきっているシチは、ぼんやりと俺を見ていた。 「凄い量だな。……手が、ベトベトだ」  扱くのをやめて、浴衣の下から手を出す。  手に付いたシチの精液を眺めて、思わずひとりごちた。  まるで俺に続くかのように、シチも俺の手を見る。 「はぁ……いっぱい、でた……っ?」 「あぁ。凄くドロドロして、かなり濃いやつがな」 「うれ、しぃ……っ?」  視線を手から俺の顔に戻したシチが、未だに惚けたままの表情で、俺を見上げた。  この量と濃さは、シチが俺との約束を守っていた証。  ……不快に思うはずがない。 「そうだな。嬉しいよ」 「そう……」  俺の返事に、シチが口角を上げる。  ――クソ、可愛い。  上気させた頬と、蕩けきった瞳。  うっすらと開かれた唇の中から覗く、赤い舌。  ――その全てが、愛おしくて仕方ない。 「あ……っ」  突然、シチが小さく跳ねた。 「どうした?」  逸物を扱いてもいないし、乳首も弄っていない。  いったいなにに反応したのかと、腕の中にいるシチを見つめる。  するとシチは、視線をさまよわせた。 「…………あ、た……ってる……っ」  恥ずかしそうに視線を逸らしながら、シチはなにかを訴える。  ――『当たってる』って言ったのか?  そこで、シチの言いたいことに気付く。 「あぁ。……コレか?」 「ふぁっ!」  シチの尻に、わざと。  ――『当たってる』モノを、押し付けた。

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