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第4話
「とはいえ、元の世界に戻れぬのは仕方がない。我が餌となる糧はこの世界には充満しているので、生きるには事足りるのだが。独りは寂しくてな」
ドサッとオレの体をふかふかのベッドの上に置く。グラシーモの語りかける言葉の意味が分からないまま、脳の中をすり抜けていく。
と、言うのも言葉のグラシーモがちゅっちゅっと
オレの唇に口付けて、唾液を送り込んでくるからだ。甘さに考えがすっとんでいく。
吸い付く力とやらが戻ったら、今度は子種とかいってザーメン飲まされるのか。
それは、勘弁したいが。どうやら、それを飲まなくては完全回復はできないようだ。
「.........グラちゃん。聞きたいのだけど、このまま力が戻らなかったら、どーなるんだ」
「大丈夫だ。すぐにお主にも吸い付く力が戻るだろうから、不安になるな。我が力を与えなければ、身体が腐って土に返ってしまう。見殺しなどせぬよ。我には、お主だけだ……からな」
安心しろとばかりに背中を撫でられるが、そこに不安を覚えているのではない。
ちゅぶちゅぶと美形の男が与えてくれるディープキスに脳が溶けて、どうでもいいかという思考になってくるが、流されたらオレはフェラチオをしなくてはいけなくなるということだろう。
こんな、エロゲーみたいな展開はいらない。
魔王とか信じたわけではないが、確かにキスをされていると、力が戻ってくるのだ。
「子種........じゃねえと、だめ、なのか」
「唾液では力の濃度が薄いのでな。効率が悪いのだ。一日かけても歩くまでの回復は望めない」
真面目な顔で返されて、早く回復させてやりたいと優しく囁かれると、変な気分になってくる。
オレの知っている魔王のイメージは、ロールプレイングゲームに出てくる、紫の顔でゲヘゲヘ言っている様なものしかない。
甘い液体が欲しくて、オレの方からもちゅっちゅっとその舌先を吸い上げていると、グラシーモは唇を離してオレの顔を覗き込む。
「そろそろ、吸い付く力が蘇ってきたようだな。では、我の力を与えよう」
ついに、ついにこの時が来てしまったか。
不思議とさっきまでの拒否反応が出てこずに、ぼーっとしたままグラシーモを見上げると、股間に巻いていた布を外して、果実のように膨らんだ肉塊を目の前に差し出した。
それは見知ったソレとは違い、大きく太く、そして先が鋭く、人間のものではないと実感した。
「さあ、口を開くのだ」
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