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※第23話
「……ン、ぁ……」
くちゅくちゅと音が鳴る。
今まで余裕がなさ過ぎて全然見ていなかったが、肌の色が白いからユキオのモノは先端が赤く熟れていやらしい。
全然俺のと違う。
いや、自分だって別に使い込んでるわけではないけども。
あまりにもガン見していたからか恥ずかしそうにユキオは膝を閉じる。
しかし隠されるとついつい見たくなるものだ。
「も、あんま見んなよ」
「……やだ、見たい」
ユキオが好きなのは裏筋だったなとこの前のことを思い出しながら探っていく。
案の定好きなところを責めるとビクビクと手の中で脈打った。
「気持ちいいか?」
恥ずかしいのか、顔をそらしたままコクリと頷くのが見える。
それを眺めながら反対の手では胸の先端を優しく撫でた。
まだあまり感じないようだが、視界の端に入るらしく横目で見ながら息が上がっていく。
触れられてる事自体に興奮しているらしい。
「……ぁ、ン……たいがぁ……」
あぁ、もう――
「かわいい」
さっきから何回言っているか分からない。
しかしかわいくて仕方ないのだからもうどうしようもなかった。
「か、かわいくな……ァ……っ!!」
「ん、かわいいよ。ユキオかわいい……」
「も、いいからぁ……!」
言われる度にひくりと手の中のモノが反応を返してくる。
それに興奮して自身のモノが硬くなる。
ズボンを脱いだのに張り詰めて痛い。
「ァ、あ……っ!やだ、たいが……っ」
「も、わりぃ……一回イけるか?」
「ン……ぁ、ァあ!!!」
ビクビクと痙攣しながらユキオが吐精する。
俺の腕にしがみ付きながら目を潤ませて快感に善がる姿は目に毒だ。
はぁはぁと肩で息をするユキオはくたりとベッドに身を投げ出した。
今なら大丈夫か。
興奮で少し性急になりながらもユキオの片膝を引き寄せながら秘部に触れる。
「ぁ……、」
一瞬ユキオが怯えた顔をしたが我慢が効かない。
その場から腕を伸ばし、ベッドサイドにある引き出しを漁った。
「ちょ、待って……それ」
出てきたローションを手にするとユキオがフルフルと震えながらこちらを指差してきた。
あーやっぱツッコミますよねーですよねー。
「あー、その……俺も、お前とそーいうことしたかったから……」
ダメだユキオの顔が見れない。
ドン引きされてたらどうしよう。
いやでもこうして使うことになったわけだし結果オーライだし。
そんな言い訳をしながらユキオを見れば、真っ赤になったまま顔を両手で覆っていた。
「え、ユキオさん?」
「…………何でもない」
「いやいや何でもなくねーだろ」
「うるっさい!別に引いてるわけじゃないから!いいから!次……して」
こちらの気持ちを見透かしたユキオはそう言って続きを促す。
くそぅ、照れるとか反則だろう。
可愛い。
こちらまで真っ赤になりながら俺はボトルの蓋を開けた。
中身を伸ばすと体温と馴染ませる。
「……ゆっくりするから」
「……ン、」
ユキオの膝にキスをしながら俺はゆっくりとそこに指を差し入れた。
あまり抵抗もなくスルリと指先が埋まる。
「……っ」
「痛いか?」
「ん、大丈夫……」
身を硬くしたので心配になって声を掛けるがユキオはふるふると首を横に振った。
目線だけで続きを促されたのでそのままぐるりと縁をなぞるようにして指を回す。
やはり柔らかなそこはぐにぐにと形を変える。
試しに2本目を差し入れてみると多少抵抗はあったものの、くぷりと入中にり込んだ。
その指を回すようにして淵をほぐす。
指の動きに合わせて淵が隆起して形を変える。
何だこれ滅茶苦茶エロい……っ!!!
思わず興奮して息が上がるのが自分でもわかった。
準備してきたとは言っていたが言葉で受け取るのと実際に体感するのは全然違う。
ここを、ユキオが自分で――
ダメだ。興奮し過ぎてのぼせそうだ。
かといってほぐし終わったわけではない。
まだもう少し必要なはずだ。
ぐりぐりとのの字を描くように回しながら優しくを意識してほぐしていく。
ユキオはと言うと真っ赤になりながら息を詰めている。
痛くはなさそうだがやはり心配になる。
「ホントに大丈夫か?」
「だ、大丈夫だから……もう一本入れて」
ダメだ。今煩悩にまみれてるから入れてとか言われるともうクるものがある。
俺は無駄にユキオと競って覚えた円周率を思い出しながら欲求を押さえ込んだ。
自身は痛いくらいに張り詰めている。もうパンツの中に納めていることすらしんどい。
それでもなんとか乱暴せずに3本目を挿入した。
「……っ、ァ」
さっきよりも抵抗があってユキオが息を詰める。
それを楽にしようと引き寄せた膝や内太ももにキスを落とした。
リラックスさせるように指圧しながら出し入れを繰り返す。
時折ローションが足りなくなると追加して続けた。
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