5 / 112
せめて 抱きしめて〜起〜 5
一週間ある合宿の、3日目だった。
何だか変な感覚に目を覚ました。
口の中に何かが入っていて、上手く呼吸ができない。
目を開けると目の前に、人がいた。
パジャマなのかTシャツを着た人が。
そして何故か下半身は裸だった。
そして、そこにぶら下がっているはずの性器が、何故かボクの口の中に差し込まれていた。
口の中で、大きく膨らんだものが、出たり入ったりしている。
「んんっ・・・?!んんん〜〜〜〜っ!!」
ボクは四つん這いにさせられていて、お尻の穴に何かが入り込んでいた。
それが奥まで差し込まれて、また抜かれて、また奥まで入って来る。
「お、やっと目ぇ覚ましたぜ」
頭の上で先輩の声がした。
バスケ部の先輩でいつもボクを励(はげ)ましてくれる、優しい先輩だった。
「突っ込まれなきゃ目ぇ覚まさないんだからな〜」
後ろから聞こえるのは、部長の声だった。
シュートが上手くて、一試合フルで参戦できる体力もあって、部員をまとめるのが上手い先輩だった。
尊敬して憧れていた先輩が、何故か、ボクを犯していた。
部長が腰を動かすスピードを上げた。
ぱちゅんぱちゅんと聞いたこともない音が聞こえて来る。
「やっぱいいわ、こいつ。すげぇ締まる」
「後で代われよ。オレだってずっと犯りたかったんだから」
「わかってるよ・・・くうっ・・・!」
奥の奥まで入ってきて、急に動きが止まった。
直後にお腹の中が熱くなる。
射精された・・!
それがわかった時、自分が置かれている状況がわかった。
先輩がボクを輪姦(まわ)している。
どうして、何で・・・何で・・・?!
ズポンと音を立てて部長のが引き抜かれた。
同時に口からも太いものが出て行く。
やっと、まともに呼吸ができる。
ともだちにシェアしよう!