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せめて 抱きしめて〜承〜 23

「剛さ・・・やだ・・ああんっ・・・何でそんな、上手いの・・・ふあ!」 「そうか?自分じゃ・・・わかんないけど・・・くっ」 「もうダメ・・・もうイっちゃうっ・・・またイっちゃう〜〜〜!」 ぐちゅぐちゅに入れてもらって、ボクは思いっきり射精していた。 自分のお腹から胸にかけて、白濁した液体が散らされた。 「千都星・・・!」 ボクがイくと剛さんが腰を振る速度を上げた。 「いやぁっ・・・ああああっ〜〜〜っ!!」 これ以上激しく突かれたら、ボクが壊れる・・・! イった快感と、激しく突かれる快楽が、五感の全部を犯す。 こんな感覚は知らない。 気持ち良すぎて死にそうで。 少し恐いけど、このまま死んでもいいと思うほど。 剛さんを感じながら死ねるなら、幸せだと思った。 しばらくすると、剛さんが体を震わせて動きを止めた。 お腹が剛さんの精液で満たされて、熱くなる。 ボクは剛さんの首筋に顔を埋めた。 「はぁはぁ・・・もうお腹のなか剛さんで一杯だよぉ・・」 「ごめん・・・外で出そうと思ってたのに、間に合わなかった」 「いいの。全部、剛さんのは全部ボクの中で出して。全部・・欲しい」 「千都星・・ありがとう」 しがみついていた腕を緩めて、剛さんの見つめると、剛さんが嬉しそうに笑っている。 「こんな、無口で不器用で無骨はオレなんか、好きになってくれて、ありがとう」 「・・・っ!」 ボクは首を横に振る。お礼を言うのはボクのほうなのに・・・! 「剛さんはカッコイイです・・・素敵です。ボクなんかにはもったいないくらい・・」 「そんなこと言ってくれるの、千都星だけだ。嬉しいよ。ありがとう」 「本当に、本当に剛さんは・・・本当は、ボクなんか釣り合わない・・」 剛さんが、ちゅっと額にキスしてくれる。 「千都星はこんなに可愛いし、優しいし、色っぽいし。オレの方が千都星に釣り合わない」 「そんなこと・・・!」 「好きだよ。大好きだ。千都星を、愛してる」 「っ・・・ボクも、愛してます」 口唇に触れるキスをして、剛さんがすごく言いにくそうに言った。 「千都星・・ごめん・・もう一回してもいいか?」 「あ・・・」 頬が熱くなる。 お伺いを立てられるのも初めてで、ボクはただ頷くことしかできなかった。 顔を真っ赤にして頷くと、剛さんはボクの中から一旦出ると、ボクの体を四つん這いにさせる。 草の上なので痛くはないけど、全部見られて少し恥ずかしい。 剛さんが両手でボクのお尻を広げる。 「やっ・・・見ないで・・!・・恥ずかしいよぉ・・・」 そして、さっき入れられたばかりだから、ぱっくりと開いた穴に、さっきよりも太く硬く屹立(きつりつ)しているものを、容赦(ようしゃ)なく突っ込んで来る。 「あああっ!・・・すごい・・・剛さぁん・・・素敵、好きぃ!!」 剛さんがばつんばつんと大きな音を立てて、ボクの穴に巨根を突き立てる。 その後、ボクは何度もイかされた。 セフレとセックスしても、いつも1〜2回しかイかないのに、剛さんが相手だと何度もイってしまった。 体も、心も、満たされる。 こんな幸せな気分は、久しぶりだった。 愛されていると、感じるのが久しぶりだった。 この人に出会うために生まれたと、知った。

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