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第15話

メスて、、、雄、雌のメス? コイツ、まじでなんなの?!危なすぎだろっ! 「ははは、、メスって!なんだその発言!エッチなテレビの見過ぎだろ!」 何とかこの空気を壊したくて、引きつりながらも笑いつつ、勇気を振り絞って茶化してみる。 「‥」 星野は微笑みながら、依然としてこちらをじっと見つめたまま、何も言わずにインナーを脱ぎ捨てる。星野の引き締まった身体があらわになる。 (えっ!ていうか、本当に俺、ヤラれるの!?しかも星野に?!女の子ともしたことないのに⁈初めてなのに好きな子とじゃなくて⁈ていうか、男に⁈こんな強姦まがいの状況で⁈) 「裕太はエッチしたことあるの?」 青ざめた顔で、呆然としていると、星野がおもむろに小首を傾げて聞いてきた。 「そんなことより「初めてだといいなぁ〜。俺、男は初めて。」 自分がΩと言う事もあり、俺はセックスに抵抗があった。しかし経験人数0人と教えたくもない。更にいつもと変わらない星野にイラついてきて、そんな事より離せと言おうとするも星野に遮られる。 「ていうか、裕太と会ってからは、誰ともする気になれなくてさ。。ブランクあるけど、気持ちよくしてあげれるようにがんばるね。」 ニッコリと言い放ち、再び屈んで俺の首元に顔を埋める。 「ヒッ、、、」 瞬間、ベロリと首筋を舐められ、情けない声が上がる。 「ふ、ふざけんなっ!やめろって!」 両腕を頭上で押さえられているが、身を捩り、隣で俺の首元に顔埋めている星野に向き睨みつける。星野は俺と目が合うと、嬉しそうに笑い今度はキスをしてきた。 不意打ち過ぎて、星野の舌の侵入を許してしまう。 「つっ、、、!ふぅっ、、、!」 あぁ、息が出来ない、気持ち悪いっ! 実際のところは分からないが、えらく長く感じる時間が過ぎた後に、星野がやっと解放してくれた。ツーっと、2人の口を繋ぐ透明な糸を、こちらをじっと見ながら、星野がペロリと舐めとる。それが卑猥に見えて、思わず目を晒してしまった。 「ふ、、恥ずかしい?裕太、本当に可愛い。好き。」 馬鹿にされてる様で、カッと顔に熱が集中しキッと星野を睨むが、星野は更に上機嫌になってゆく。 「裕太、怒ってても、下は素直だね。」 自分でもビックリだが、俺の下半身は欲情していた。 星野は俺の下半身に手を伸ばす。俺はそうはさせるかと足をバタつかせ抵抗する。 「うーん、やりにくいな。」 ゴソゴソと、ベット横のサイドボードを星野が探る。嫌な予感しかしない。 「こーゆの初めて使うけど、どうなんだろうね?」 何やら星野がごにょごにょ言っており、不安で見上げると、無理矢理何かを飲まされ押さえ込まれる。俺ももがくが、星野の力が強く大半を飲み込んでしまう。 「ゲホゲホッッ、、!おまっ、、何を飲ませたんだよっ!」 「裕太が少し素直になれるようにね。」 さっきまで、殺す勢いで抑え込んでいたのに、ニコニコと何事もなかったように言う。怖い。 「そんな事より、続きやろう〜」 そう言って、また、キスをしてくる。辞めろと首を振って拒否すると、星野はふっと笑い、つつつ、、と唇を俺の肌に這わせ、今度は胸を舐めてくる。 「‥‥ふっ、、」 乳首を押しつぶすように舌を這わされると、思わず鼻から抜けるような声を出してしまう。見下ろすと、丁度俺を見上げていた星野と目が合い、ニコリと微笑まれる。思わず睨み返し、バタつく。 「ハァハァ、、ちょっ、、星野、やめっ、、はっ、、」 なんだか体がおかしい。変な体勢で暴れ回ったからから、不自然な程息が上がる。体温も上がっている気がする。力が入らず、身体中がむずがゆい。 「はは、それで辞めるわけないよね。」 「ぁっ、、、!」 「お薬、ちゃんときいてきたね。」 星野は遂に俺の中心を握り込む。既に弾けんばかりな俺の下半身は、星野に触られ、数回抜かれると簡単に弾けた。 「‥あ、、っ、ハァ、ハァ、、、」 速過ぎだろ、俺。恥ずかしい。大体俺は真っ裸なのに、星野は上を脱いだけで、下はチノパンを履いたままだ。 (‥え?) 星野の様子がおかしい。恥ずかしさから、伏せていた目をあげると、星野がいきなり噛み付くようにキスをしてくる。勢いに負け、星野のやりたい放題にやられる。 さっきまでの余裕たっぷりな態度が嘘だっかの様な、切羽詰まった様子だ。 「あぁ、裕太ぁ、、最っ高っっ!」 遂には俺の下半身の割れ目に手を入れてきた。 「あぁっ、、!やっ、、やだやだいやだって!!」 熱にうかされた頭が一瞬で冷め、堪らず悲鳴のような声を出してしまう。しかしやはり体に力が入らず、対した抵抗が出来ない。 「ふふ、口ではそう言っても、下はよく解れてきてるよ〜。もういけるかな。」 確かに、俺の身体は貪欲に快感を拾っていた。まるで、Ωがαとの繋がりに歓喜しているように感じた。 というより《もういける》とは。。 「っつうっっ!」 一瞬、星野が離れた気配があり、ボンヤリしていたら、今までとは比べ物にならない衝撃に襲われた。慌てて下を見ると、星野のモノが俺に入ってた。

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