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第8話
ミケーレの部屋でワインを飲みながらじゃれあった。
天蓋付きのベッドは大人三人でも余裕の広さで、アキトはのびのびと体を投げ出した。
「きめ細かいな、アキトの肌」
「そう?」
「うん。吸いついてくる」
しっとり汗を浮かべたアキトの背中にも胸にもミケーレはいくつもキスを落とした。乳首を吸われるとそこからさざ波のような快感が広がる。
唇をリカルドに塞がれて激しく口内を犯されながら、ミケーレの長い指で後孔を開かれてアキトは浅く息をつく。擦られて思わず腰が揺れた。
「ん、ミケーレ、気持ち、いい」
「うん、やわらかくなった。入れるよ?」
ミケーレはリカルドに言う。
リカルドは複雑な顔で頷いた。
「こっち来いよ。アキトのいい顔、見せてやるから」
クッションを背に身を起こしたリカルドにもたれるようにアキトは両腕を回し、ミケーレが後ろからアキトの腰を掴んだ。
熱を蓄えた性器がぐっと押し込まれ、アキトは背中を反らす。
「あ、んっ、ああっ……はっ」
ゆっくり挿入されて、内壁を擦られる快感に眉を寄せながら小さく喘ぐ。
その表情を見逃すまいとリカルドはじっとアキトの顔を見つめている。アキトも目をそらさずに微笑んだ。
欲情した顔で互いを見つめながら、ほかの男を受け入れる。倒錯した興奮で体が熱い。
「いいね、熱くてキツくて最高」
ミケーレが囁きながら腰を進める。
奥まで開かれて背筋をぞくぞくと電流が駆けあがり、アキトは高い声を上げた。
「ここ? アキトのいいとこ」
ミケーレはアキトの反応を的確に拾って、感じるところを暴く。
「そこ、いい…、あっ、あ、して、それ好き」
ポイントを突かれてアキトの性器からとろとろと蜜が溢れた。
「すごいな、うねってる」
ミケーレの動きが激しくなり、リカルドに見られる恍惚と抜き差しされる快感でアキトが鳴く。
「あっ、あ、いい……っ、はぁ、もっと」
目の前のリカルドにねだっているようだ。
誘う表情に逆らわず、リカルドが深く口づけた。
同時に指で乳首を捏ねられてアキトは背をしならせた。
びりびりと痺れるような快感で体が揺れる。
「あ、すごい締まった。めちゃくちゃいいよ」
ミケーレがさらに大きく腰をグラインドさせた。
中をかき回されて、アキトは首を振って快感に耐える。
「ああっ、あ、そこ……気持ち、いいっ……」
「好きだな、アキトの体。すごく素直だ」
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