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第一章 狼は愛を知らない 5
精液を顔へと撒き散らした事により西園寺の機嫌は格段に悪くなり、クソが!クソが!と頭から湯気が出っ放しだ。こんな状態では気持ちの良いセックスなんか出来そうにない。
「おいっ! 山田ッ! 聞いてんのか! 顔拭け! イカくせーだろーが!!」
ぷりぷりと怒る西園寺もまた可愛い。だがこのままではキスをした時に精液の臭いがするので用意していたティッシュで拭き取ってやった。
「テメェ…次顔射したら殺す……ひゃあぁンッ♡♡ちょ…お前また…あぁんッ♡♡ちくびダメッ…♡」
「西園寺ごめんって…お詫びに乳首やらしく舐めてやるからこっち見て。お前、俺が舐めてる所好きだろ? こうやって…」
れろれろれろ……♡♡ちゅばっ♡ちゅばっ♡ちゅう…♡ちゅう〜……ちゅくちゅく♡ぺろぺろぺろ…♡♡
「はひっ♡やめっ♡あっ♡山田ぁ…♡あぅ…お願いやめて…ッあんん…ッ♡♡やらしく舐めんなぁぁ…いやだ…ッ…恥ずかしいぃ…あッ♡やッ♡やぁぁ……♡」
「ん〜♡西園寺のちくびこりこりして美味しい♡どの女より美味しい…こっちも…んんん…♡♡」
ちゅぱッ♡ちゅぱちゅぱッ♡ぺろ…♡ぺろ…♡ぺろぺろぺろ…♡じゅっ♡じゅじゅじゅっ♡
「あ〜…ッ♡♡はっ…♡♡やまだぁ……おねがい…ぁン♡…ゆうや…ゆうやぁ…やだぁ…なめんなぁ…ッ♡♡へんになるぅ…♡はぁん…♡」
西園寺がようやく悠矢って呼んでくれた。俺もようやく莉玖と呼べる。快感が高まらないと名前で呼んでくれないし、普段俺が名前で呼ぶと返事をしてくれない。
しかし、好きな人間に名前で呼ばれるとこちらも愛しさが込み上げて、海綿体が余計に膨張する。もっと快感を高めて、俺にしがみついて欲しい。
「莉玖、今日はまだまだ気持ち良くしてやるからな」
俺はごそごそと荷物を取り出して莉玖の前にある物を見せた。それを見た彼の顔は引き攣っている。
「り〜くっっ♡これな〜んだっ♡♡」
満面の笑みの俺に対して莉玖は引き攣ったまま無言だ。しょうがない、大ヒントだぞ? と俺はその物体のスイッチを入れた。ヴヴヴヴィィ〜〜ンと空気が震える音が静かな和室に響き渡る。
「な〜んだっっ♡♡」
「で、電マ…」
「せいか〜〜いっ♡♡」
「おい…何すんだ…俺女じゃねぇぞ…何する気だ…」
「何だお前もアダルト動画とか見るんだ。じゃあ話は早いな」
「な…にが…はっ♡はひぃッ♡♡ン゛ン゛ン゛ッッ♡♡やめ…やめ…はぅぅんッ♡♡」
俺の唾液で濡れたビン勃ちの乳首。電マにタオルを巻いてその乳首ギリギリに充てて振動させると、莉玖は簡単に嬌声を上げた。この乳首ギリギリまでにするのが難しい。ついつい可愛い乳首を直接弄りたくなってしまう。
「あー…♡あー…♡ン゛ン゛ッ…♡♡」
早くも莉玖の顔が蕩けてきた。電マ凄いな。ちら…と彼の股間を見ると、最早下着を突き抜けて浴衣にまで我慢汁の染みが出来ている。何て官能的なんだろう。今すぐしゃぶってやりたい。
莉玖に電マで乳首への刺激を与えながら、片手でゆっくりと浴衣を開くとそこには際どい下着の中で窮屈そうに右に少し曲がった勃起した陰茎が収められている。下着に染みた我慢汁の粘液は、触ればねっとりとした糸が引きそうだ。
しかしそれよりも莉玖がジョックストラップを穿いている事に興奮してしまう。少し小さかったのか漆黒の絹草がはみ出ている。穿いてくれたらいいなと思って脱衣所に浴衣と一緒に置いたのだが、まさか本当にそうしてくれるとは。
その事にいたく感動した俺は、更に彼を快感の高みへ誘う為、胸元に置いていた電マを膨らんだ下着へと移行させた。
その瞬間びくびくっと身体が更に揺れる莉玖。気持ち良さそうで何よりだ。
「こーんなやらしい下着穿いて…なのに嫌がんのおかしいよなぁ?」
電マをヴィーンと彼の陰茎を布地越しにあててやった。
「ああああ♡♡そこはダメ…♡♡んんん♡♡はぁッ…♡♡」
「ダメ? ちんぽ気持ち良いだろ」
「ゆうやぁ…♡♡ちんぽムズムズする…やめろぉ…♡あー……♡♡んん……♡♡」
ヴヴヴヴ…と優しくあてがう度に莉玖の顎が上がり「はぁ…♡」となめまかしい悦の声が上がる。もう少し刺激を加えてやろうと我慢汁が染みた下着をぐいっと下げるとぶるんっと男の象徴が勢いよく飛び出した。亀頭からはねちゃねちゃとした粘液が蜜の様に垂れ流れている。
「うわ…下着めっちゃ濡れてる…女の子みたいだなお前…乳首気持ち良くて電マされて濡れちゃうとか…」
「るっせぇ…あ…♡あ…♡強くすんなぁ…♡♡あン……あー…♡あ♡あ♡あ♡ひぁ…ッ♡はぁっ♡はぁっ♡ンン…イク…ゆうや…イクから…」
「えっ!? もうイクのかよ?」
「そんな事言われたって…あっ♡あっ♡出るっ…♡」
びゅるびゅるっと思ったよりも静かに達した莉玖。迸る白濁液は彼の鍛えられた腹筋へと飛び散った。いつもならここで終わって俺の物をフェラさせてから挿入。だけどそれじゃあ電マを持ってきた意味がない。
「ん…おい…何して…ッ…やめろッ…あぅッ♡イッたばっかりだからッ♡あンッ♡おかしくなるってぇぇ…あ♡あ♡ッ♡はぁぁんッ♡」
イッたばかりの彼の亀頭部分を執拗に電マをヴィ〜ンと充てると一際大きな嬌声を上げた。
会陰部分にも宛てがい、その間は片手で彼の陰茎を扱いた。
「莉玖、どうだ?」
「や…♡や…♡またイくから…電マやめ…ッ…ぁぁッ♡♡…はぁ…♡や…♡…なめるなぁ…もうおれやだぁ…」
彼が喋っている最中に電マを止めて、今度はバキュームフェラをして彼の快感をまた高める。その間も陰嚢を優しく手で揉み揉み。開発ってなんて忙しいんだろう。
「あ〜…吸うな…っ♡あひ…♡ゆうや…出るから…あ〜…♡♡…あぅぅ電マやめ…ひぃんっ♡♡あ♡あ♡おしっこ出る♡出る出る出るッッ♡♡おしっこ出るッ♡♡」
口を離すとプシィッと透明な液体がまた彼の腹と俺の顔に飛び散る。多分おしっこじゃなくて潮だ。彼の顔を見ると荒い息遣いで目から涙が出ている。可愛いくてまた俺の股間が膨張してしまう。最早浴衣を突き抜けそうだ。
俺は口元に飛んできた潮を舌なめずりするついでにぺろりと舐めた。ちょっとしょっぱいような酸っぱいようななんとも言えない味だ。
「よーし、ちゃんと潮吹けたな。莉玖、手首のタオル外してやる。今度は後ろ向いて……」
「ひぅ…もうやだ…もうおわれよぉ……早くちんぽ挿れろよぉ…」
「心配しなくても後でちんぽ挿れてやるって」
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