7 / 9

第7話止まらないリク

「連続でやられると、けっこう体がキツいんだからな……?! 少し休憩入れてもらうならいいけど――って、雪也……また大きくなってきた……」 「う……ゴメン。嬉しくて、つい……続けたらダメか……?」  繋がったまま強請ってみると、リクが顔の赤みを濃くしながら顔を逸らす。 「一応できるけど……これ以上やったら、俺、もっとおかしくなりそうなんだけど。いくら雪也でも、ドン引きしそうな――」  さらに感じまくってくれるリク……? それ、引くどころか大好物なんですけど。むしろご褒美。  俺は目を輝かせながらリクを覗き込んだ。 「おかしくなったリク、見たい! 引くどころかハマると思う。絶対に」  前のめりにがっつこうとする俺を見上げて、リクは少し呆れたような息をつく。そして口端を引き上げた。 「……そこまで言うなら、やってみてろよ」  どこか不敵な笑みに俺は息を呑む。なんだか罠に嵌められたような――。  でもこの状態で引き返すなんてできなくて、俺はリクの腰を掴んで奥を突いた。 「あっ、ぁ……ンッ……は、ぁ……っ、ぁァ……――」  さっきまで元に戻っていたリクが、呆気なく淫らで可愛いリクに変わり果てる。甘く喘いでよがって、何度も中を強くヒクつかせて、俺でイっていることを素直に教えてくれる。  リクの中に居れば居るだけ気持ち良くて、俺もまた出てしまいそうになる。その時、 「ゆきやぁ……もっと、きもちよくなろ……?」  呂律が回らない口でリクが誘ってきて、俺は動きを止める。  すると突然リクは起き上がり、ずっと繋がっていた所を外す。  そして俺の首に抱きついてキスしてきたかと思えば――ぼすっ。体を捻りながら俺を押し倒し、上下を逆転させてきた。 「リ、リク……?」 「おれが、うえにのってやる……これ、はずしちゃうな?」  にんまりと笑いながらリクは俺のコンドームを外し、剥き出しになったそこへ腰を下ろしていく。  薄いゴム皮一枚なくなっただけでリクの熱がさらに俺へ絡まり、潤い解れた肉壁が抱き包んでくる。……どうしよう、たまらない。ゴムありでも気持ち良すぎたのに、こんな密着感を覚えたら、ゴム付きに戻れないかも。  予想以上の快感に戸惑う俺を、リクは妖しく笑いながら腰をくねらせて踊る。 「ハッ、ぁぁ……やっぱ、こっちがイイ……きもちいい、ゆきや? おれで、きもちよくなれてる……?」 「……っ、き、もちいい……ッ……リク、エロくて、スゲーいいから……っ」  リクが動く度に腰に溜まった熱が全部吸い取られそうになる。それを何度も堪えて、堪えて、でも耐えられなくて、また俺が意図せずリクにイかされてしまう。今度は中に思いっきりぶちまけて。

ともだちにシェアしよう!