「ぁン…！」 初めて自分で弄ったのに感じてしまった、その事に雪人は驚いた。 純に散々摘まれ、弄られたそこは雪人が触っても快感を拾えるようになっていた。 「ほら、手が止まってる」 純に言われて再び自分で摘んだ。 「あ…はぁン…」 純の手は変わらず雪人の昂りをゆっくりと擦り上げている。 雪人は自分の胸の先端を摘んだり指で弾いたりして、全身で快感を取り込もうとしていた。 淫らな気持ちが雪人の思考を少しづつ霧で包む。 羞恥に囚われた心地良さがさらなる羞恥を呼んでいるようで、どんどん深みに嵌っていくのに雪人は気づいていない。 純はあくまでも優しく雪人のモノを擦り上げているが、時間が経ってくるとその優しさが雪人にとってはいささか物足りないものになってきた。 不満が頭の霧を散らしていく。 「純…イき…たい」 はしたない格好で純に懇願する。 「どうぞ」 どうぞ、と言われても…このままでは難しい。 イクなと言われているようで雪人は泣きたくなってきた。 …自分でどうにか… そう思い、自分でも腰をゆるゆると前後させてみた。 その動きに合わせるように純は手を動かし、先程より格段気持ちいい。 正解を見つけて雪人は徐々に速度を上げた。 夢中になって指で先端を揉みながら腰を振り、あと少しというタイミングで胸の先端を握り潰した。 「あ…アンッ…ン…」 雪人はブルっと震え、精を放った。