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第94話【R18】
…夢見てる…?
…“恋人になって欲しい”なんて言われると夢にも思わなかった。
突然純と再会して…キスされて…また抱かれる事になると雪人は微塵も思っていなかった。
「あ…あぁン…」
純の熱く質量を持った昂りが一気に胎に打ち込まれ、雪人は軽くイッてしまい早々シーツの上に白い液溜まりが出来てしまった。
頭がクラクラしたがすぐに純が律動を始め、その苦しさと気持ちよさに顎が上がる。
じんわりと汗が滲む背中に純が覆い被さる。
「雪人…雪人…会いたかった…」
「…純…」
雪人の目に涙が光る。
身体の向きが変えられ、雪人は横抱きにされながら純に突かれた。
「や…だぁ…これぇ…」
横を向き片脚を折り曲げるこの体勢だと純のモノが奥まで届いてそのあまりの気持ちよさに雪人はじっとしていられない。
ベッドに爪を立てほふく前進のようにして無意識のうちに純から離れようとする。
「雪人…逃がさない」
純が体で雪人を押さえ込み胸の尖りを齧った。
「ひッ…」
痛みを伴う甘い痺れに雪人は背を反り喉を晒した。
だが純は雪人の強ばる身体を折り畳み、今度は正面から雪人を貫いた。
腰を高く上げさせ雪人の顔を見ながら。
「あ…あ…あ…!」
胎内の奥まで純に犯され雪人は今幸せだった。
涙と涎でぐちゃぐちゃになってるのに雪人の表情は恍惚として、多幸感に溢れていた。
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