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第104話【R18】

「コレ…!外して…!」 カチャカチャと金属音をさせて雪人は大木に訴えるのだが大木は知らんぷりをして雪人の胸の辺りに何かをしていた。 「い…痛い…やだ…」 「もう痛くないでしょ?」 …確かに痛みは無いが…別の感覚がある。 頭の上で両手が拘束されているから手が出せない。 真っ赤なファーが付いているそれは腕にくい込むことは無く特別痛くもないのだが…胸が…。 「何…これ…」 「お仕置です」 大木はしれっと答える。 「僕は女じゃない!」 胸に…金属の何かが付いている。 「男女関係ないです。気持ちいいでしょ?」 雪人の胸に金属で出来た飾りのようなものが付けられた。 それは僅かに弾力を持った硬いワイヤーのようなもので出来ていて雪人の乳首を締めるように嵌っている。 「外せよ…変な感じがする…」 もぞもぞと身体が動く。 ゆっくりと締めあげられるような感覚で腰が疼く。 「こんなのもあるんですよ?」 「ふぅッ…ン」 身体が震え、背中が反る。 声をあげながら大木の手を見ると雪人の身体をなぞる擽ったいような感触は羽根だった。 「羽根…好きでしょ?」 「ち…違う…それは…あン!…猫と…ンぅ…」 首筋やら腹やら腋を擽られ、手枷をカチカチ鳴らして悶える。 「ケント…」 「え?」 「俺の名前…オオキケントって言うんです」 「…ケント…?」 「そう…もっと…」 横たわる雪人の身体を大木は跨いで上から見下ろす。 「雪人…もっと、呼んで…」 雪人の名を呼び、大木の顔が耳元に近づいた。

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