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第107話【R18】
「じゃあ…どこを触って欲しいのか教えて?」
雪人を見下ろしたままで大木は優しく問いかけた。
「ぼ…くの…触って…」
「…ここ?」
大きの手が雪人の下腹部に伸び、人差し指でつうっとへその下を辿る。
だがその指は下生えに触れることは無かった。
「な…んで?もっと…」
「もっと…何?」
「…あ…」
雪人は真っ赤になって口篭る。
口をへの字に曲げ、目が潤んでいた。
「可愛い…」
大木は雪人の目元にキスをしてその涙を口に含んだ。
しょっぱくて、甘い…。
「…気持ちよくしてあげる、雪人」
額に頬に、キスされる度に雪人は満たされたような気持ちになった。
「あ…あ…あぁ…!」
焦らされ、強請ってようやく雪人は望んだものを受け入れた。
大きさとしてはそれ程太くないパールでも胎を解すのに充分過ぎるほど擦られていて、雪人は大木を受け入れた途端に身体は大きく痙攣した。
熱い白濁を吐き出し、噛み締めた唇の端から涎が垂れる。
だが余韻に浸る間もなく大木が律動を始めた。
「あ…あぁ…ン!もっとゆっくり…あぁン!」
「我慢しすぎて余裕無いんで…」
…余裕…無かった…?
その言葉を聞いて雪人は頬を緩ませた。
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