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第115話【R18】

パジャマの下、湯上がりのしっとりした雪人の肌を楽しむかのように純の手が蠢く。 「じゅ…ん…」 純がスローモーションのようにゆっくりとのしかかり雪人はベッドに押し倒された。 絡む視線に否応なく胸が高鳴る。 「嫌?」 「嫌…じゃ…ない」 純が再び口付けると舌が上顎の奥まで入り込んだ。 「…ンぅ…」 …苦しい…。 …でも、求められてる…純に。 それに応えて、雪人は純の舌を追いかけるように自分のそれを動かした。 「ンぁ…あ…ふぅン…!」 首に腕を回して純を引き寄せ、休みなくキスを強請る。 息が上がり呼吸が乱れるまで雪人は激しく純を求めた。 「唇がふやけちゃうよ」 そう言って純の唇が雪人から離れるとそれでも名残惜しいのか銀色の糸が二人を繋いだ。 「その位…大した事じゃないだろ…」 雪人は腕に力を込めてもっと、とキスをせがんだが純の人差し指で唇を押し返されてしまった。 「他のところもキスしたい」 純は囁くように雪人の耳朶を柔く食み、甘い声音で雪人を溶かしていった。 「雪人、付き合ってる奴いるの?」 「い…ない…ン…」 雪人はうつ伏せて腰高になり、枕に顔を半分埋めて純にもたらされる快感に酔い始めていた。 「ふうん…」 だが雪人の後孔に指を入れていた純の返事が冷めていった事に雪人は気が付かなかった。

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