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第135話【R18】

「…無理矢理抱くなんて…したくなかった…」 雪人の耳元で囁き、大木は雪人の耳朶を食む。 「ンッ…」 「…でも…我慢出来なくて…酷い事した…」 大木の声が雪人の背中を震わす。 …例え一方的だったとしても…僕は… 「…もう、いい」 …僕だって…大木を利用したようなもの… 「許して…くれますか?」 俯き上目で雪人の顔色を伺う。 「…多分…」 雪人は大木の首に腕を絡め、抱きついた。 「それから…俺の恋人に…なって下さい」 「こいびと…?でも…ぁッ…」 後ろ髪を梳かれ、気持ちよさに声が出る。 「俺じゃダメですか?」 …むしろ…僕の方が…そんな資格ない… 「雪人…さん…」 大木の身体に包まれ、雪人は気持ちよさにうっとりする。 「僕の事…好き…?」 「…はい」 「僕も…好き…だよ」 「…じゃあ…」 掴まれた肩を押され、まじまじと赤面した顔を見られて雪人は俯いた。 そして、コクンと小さく頷いた。 「ありがとう」 温かい舌が雪人の口の中に有無を言わさず侵入してきた。 戸惑いながらも雪人は大木を受け入れ、抱きしめる。 雪人にキスしながら、大木は器用に服を脱ぎその身体をギュッと雪人にくっ付けた。 ゴリッと当たる雄の象徴。 …こんなに… 雪人は大木のその感触に胸が高鳴った。

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