12 / 64

第12話

ガラガラとドアを閉められ、二人っきりになった空間に居心地の悪さを感じる。 .......閉じ込められた? 「君、ここの生徒だったんだね。名前、教えてよ」 「は?なんでお前に教えなきゃなんねぇんだよ」 冗談じゃねえ。 そっかぁー、残念だ。と項垂れた岬圭一。 何が残念だ。教えるわけねえだろ。 「携帯、忘れていったの取りに来たの?」 岬圭一はドアの傍から離れ、デスクの椅子に座った。 「...返せよ」 白い背中に言葉を投げる。 「えー」 傍にあった鞄から俺の携帯を取り出し、プラプラと見せつけるように振る。 「っチ、」 バッと詰め寄って奪い取ろうとすると、 「はい捕まえた」 「っあ!?..........んっ」 逆に手首を掴まれ、キスされていた。

ともだちにシェアしよう!