岬side 静かな保健室には、淫靡な水音と冬夜の甘い嬌声だけが響いている。 冬夜の下の口が三本の指を美味しそうに頬張っているのを見て、下半身が痛いくらいに反応した。 「あうっ、ぁ、それっ、やだぁっ」 「...見える？冬夜のお口、俺の指を三本も咥えてるよ」 冬夜の細い腰を俺の膝にのせ、後孔を真上まで上げる。 .......軽く勃ちあがった冬夜のものから、キュウキュウ指を締め付けるピンクの後孔まで、全て丸見えだ......。 くぱ、と中にある指を見せつけるように広げると、その光景をちらりと見た冬夜が顔を背けて腕で顔を隠す。 「やっ、もう、...いいだろっ！早く...っしろよ！」 ...可愛いな、本当に。 でも、そろそろ俺も限界だ。 「そうだね。お仕置きはもうおしまい」 「えっ......?.....っはぅっん、」 指をずるりと後孔から抜くと、その刺激で小さく喘ぐ冬夜に、さらに煽られる。 冬夜がずっと握っていてしわくちゃになった枕(可愛い) を冬夜の腰の下に置いて、腰の位置を高くする。 「今からは気持ちいい時間」 ベルトを性急に外して股を寛げ、既に先走りを漏らした自身を、ヒクヒク物足りなさそうに蠢く後孔押し当てる。 「.......っっ」 「......っ、あははっ、そんなに息を詰めてちゃ痛いよ？」 自分で早くしろと言った手前、文句も言えず、大きな猫目をさらに大きくして息を詰める冬夜に、自然と笑いが零れた。 唇がへの字になって、ぷるぷると震えている。 「ほら、とーうや。キスしよう...好きでしょ、キス」 冬夜の目尻に溜まった涙を拭い、深くキスをしながら腰をゆっくりと進めた。 岬side 「んっ、んぅんんっ....ふ、」 ここにきて、やっと冬夜も自分から舌を絡めてくれた。 「ん、、」 ゆっくりと腰をナカに沈めていることもあり、冬夜の鼻から抜けるような甘い喘ぎ声が漏れる。 .......、うわ....すっごい......。 冬夜のナカは柔らかく俺を受け入れ、ミッチリと奥に誘い込むような複雑な動きをして......。 .......気をつけないと、直ぐに出してしまいそうだ。 「ん、はぁっ、あぁっ、ん......」 最奥まで挿れると、唇をそっと離した。 「......ん、全部挿入ったよ.......」 飲み込みきれなかった二人の唾液が、冬夜の緩んだ口元から伝った。 「っ、はぁっ、ぁんんっ.....」 「...っぁ」 ゆるゆると冬夜が慣れるまで小刻みに腰を揺すると、ひきつれたような快感が腰に走る。 「、あっ、そこっ」 いい所に当たったのか、冬夜の脚が軽く痙攣し、猫のように目を細める。 あー...、気持ち良さそう...。 主導権を握っているのはこっちなのに、引き込まれそうになるな......。 「っ.....動くよ.....？」 「あっ、ふぁっ、.....まっ、まってっ.....」 ズズ.....と腰を引き、ゆっくりと冬夜のいい所に当てていく。 「ぁうっ、やっ、ぁあっ、ま、ってっ」 白い喉元をさらけ出し、蕩けた顔で俺に待ってと縋ってくる姿に、ゾクッ...とする。 「っ気持ちいいね...」 「んぁうっ、気持ちい、っあっ、ぁやだぁっ...」 痛みを感じていないようで、ゆっくりとピストンのスピードを上げる。 ゴプゴプと冬夜と繋がった所から卑猥な音が聞こえ、興奮を掻き立てた。 「っあうっ！？まっ...てっ、あぁっ、やぁっ...」 勃ちあがってトロトロ蜜を零す冬夜のモノも一緒に扱くと、冬夜は頭を振り涙を零しながら、背中を反らす。 あの時よりもさらに乱れた冬夜に、ヒクリと喉が鳴った。 ...どんどん高まっていく冬夜に、俺の興奮も昂っていく。 「っあ、ぃくっ、待ってっ、みさきぃっ、ぃぁあっぁあっ！」 ...っ！ ビクン！と大きな痙攣を起こして、冬夜は果てた。 「っ....く、」 白い精液が冬夜の忙しく上下する胸まで飛び散り、目眩がする。 「やっと名前呼んだね...？」 ゆっくりと弛緩する冬夜の身体から、ズル...と性器を抜く。 「っはぁっ、はぁっ、んんっ....ん、」 「寝な...、綺麗にしとくから...」 焦点の合わない涙目でゆるりと俺を見た冬夜は、そのまま気絶するように眠った。 ...っ、っっ！！！ 「っは....」 俺はその白いお腹に欲を吐き出し、 ...はあっ....これは...ヤバい。 「ふぅ....」 溜息をつきながら、片付けを始めるのだった。