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第4話

「寒い」ため息をつき もう一人のアーシュが言う 「ああ いけない!」慌てて魔法で薄い毛布を出す リュース公 毛布で体を包む 魔法で廻りの空気を暖かくする 「有難う・・リュース公リジャイアヌス」 視線をそらして もう一人のアーシュが言う 「いえ 気にしないでください・・もう一人のアーシュ様 ああ 雪が降って来た わん子さん 貴方の家の方が此処から近い・・ しばらく雪が降りやむまで 休息していいですか?」リュース公 「もちろんですワンワン!暖かいスープにお茶をご用意しますわん!」わん子 「・・ふ・・ふふっ・・はははっ・・あはは・・きゃははっ」 もう一人のアーシュが突然笑い出す 「えっ!どうしたんでしょうワンワン!!」 「多分・・発作でしょう アヘン中毒だと言ってましたから ・・大丈夫ですか・・アー・・」 そう言いかけたリュース公が赤くなる わん子も赤くなる もう一人のアーシュは長い髪のせいもあり 綺麗な少女の様にも見える 片耳も さり気に金の輪の小さなピアスも似合い可愛い 彼が艶ぽく首を少し傾げて微笑んで笑って見ている 「ふふ・・あはは・・」 笑いながらリュース公の顔を片手で引き寄せ そしてリュース公にキスをした 「えええ~っ!!!」わん子真っ赤! 「あ・・」真っ赤になってるリュース公

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