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第5話
「・・うふふ・・あはっは・・あ・・
わん子だ・・うふふ・・お仕置き!!あはは きゃはは」
「え・・わん・・わ・・・わん子の尻尾・・盛大に燃えてますが!!
わんわんわん!!!!あちっち・・あちあちあち!!」
「こ、これはいけない!!癒しの水!!」
慌ててリュース公が魔法で火を消し同時に癒す
「・・ふふ・・きゃははっ・・あはは」
アーシュはまだ笑ってる
「悪戯されたようですね・・わん子さん御気の毒に」
「う~わんわん・・ちょっと泣くわん!」涙を浮かべるわん子
「あはは・・きゃははっ・・泣かないわん子!
やる!!食え!!ご褒美!!・・きゃははっ」
ポンとわん子の前に 大きな袋が現れる
「あ!有難うございます・・わん
なんだろう?・・ああ!!すごい量のお菓子!!パイも!!わんわん!!」
「見ていいですか?」リュース公
「はいです わんわん!! アップルパイにプラムケーキ・・キッシュ
ミートパイ・・あ・・子袋が・・これ中身・・クッキー
前に初めてアーシュさんに逢った時に アーシュさんがくれたクッキーと
同じ物です わんわん!!」
「このクッキー・・私もアーシュ様に頂いた事があります
クッキーの上にオレンジピールやラベンダーなどの飾りがついてて」
「同じ味ですワンワン」
「本当に別の世界のアーシュ様のですね
しかし・・なんと違う運命を辿った事か・・惨い目に」
「あ・・今度は無表情で人形の様になってる」
「可哀そう わんわん・・あ・・
そういえばリュース公様はこの黒の大貴族で一番か二番目に偉い方なのに
何故にアーシュさんに・・・様をつけるのですか?わんわん
そういえば アルテイシア姫も・・様です わんわん?
リアンさんは・・殿でした わん」
「え、えええ・・とそれは・・」口ごもり言い訳を考えるリュース公
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