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第5話
-なら、暫く俺が面倒を見るというのはどうだ-
つい口に出してしまった。
「え..きもちわる」少年は眉を潜める。
「あんたそんなん気にするタマじゃねーじゃん」
そう言って少年は布団に潜り込んだ。
そ..そうだよな!何言ってんだ俺。
ていうか本当性格わりーなコイツ
「...おい、」
「………」
愛想もへったくれもねーなと
「皐月ボソッ」
「……は?」
「〜っだから!!名前!!」
ちょっとは可愛いとこもあるんだな。
「俺は石田だ。」
-じゃあな皐月-
「なんで苗字なんだよ」
パタリと閉じた扉の向こうにこのモヤモヤした心は届かないだろう。
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