カチッと音がしたような錯覚。 なに、今の…。 ガバッと覆いかぶさると、猛ったソレを後孔に押し付けられ息を吸った瞬間、ズブッと押し入ってきた。 「煽ったのはお前だからな…文句言うなよ…」 そうだけど…こいつを調子のらせると危険だっていったのは俺なのに忘れてたァァ！ 太ももを抱えられ、根元まで一気に挿入された。挿入と同時に奥で先輩のから熱い液がドプドプと注がれた。 「あぁッ！？うそっ、ひぁ…まっ、ふかっ…」 先輩のは、太くて長いから奥まで届く…！ この感覚…やばい！ ゾワゾワ何かが剃りあがってくるような。 出したのに龍星のは治まることはない。 「いやだっ…それ、やばっ…あぁ…あたってるっ！」 「…癖になるだろ？当ててんだよ…もっとヨガれよ…何も考えられなくしてやる、からよ」 もう充分だ、これ以上おかしくさせないでくれ！ 自分たちしかいない部屋で卑猥な音が響くのがとてつもなく恥ずかしい。 龍星の腰がゆるゆると律動を始め、内側を執拗に擦られる感じが堪らなく気持ちがよくて、声が抑えられなかった。 「あっ、あ…りゅ…せい…っ」 「充…すげぇエロい…可愛い…気持ちよくて堪らないって顔してる…」 「声にっだすなぁ…」 本当に、いい顔するよな…。 だから俺も堪らなくなるんだ。 手を伸ばして掴んだ首元を引っ張ると怯む龍星にキスをする。 「俺のファーストキスは先輩だよ」 龍星の股間がより質量を増し、広く大きい身体で抱きしめられる。 「…お前は俺にとっても初めてをくれる。ありがとな」 「…大袈裟」 火照った顔がいつまでも俺に注がれる。 「口、開けて」 言われるままに口を開ける。 そこに舌が入り込む。 唾液が絡み、舌がコロコロと撫でては絡まり、時には擦られ、背中がゾクゾクした。 その間にも俺の性器は手で擦られ、後孔は執拗に侵されていた。 どこからも快楽が押し寄せて、どうにもならない。 「あっ、あ…むり、きもちよすぎっ…ふぁ…こんな、もう、でるっ」 「お前が締め付けるから…っ俺も、イキそうだ」 離された舌から唾液が糸を引いて伸びた。 俺のを握る手と、後ろを犯すソレが同時に速度が増し、より激しい快楽となって押し寄せてきた。 「もっ、むりぃ…いく、イクッ…ん、アァっ！！」 龍星の手の中で果ててしまう。 数秒後、さっきとは比べものにならないくらいの量の精液が後ろに注がれた。 あぁ…すご…熱い…先輩、まだイってる…。 俺の中でイかせられたことが誇らしいし、嬉しい。 俺だけのものであってほしい。 もう、ほかの誰にも触らせない。 大勢のセフレたちが欲しくなっても、もう遅いんだ。 「充…もう1回」 「俺も言おうとしてた…」