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「くっ……や、あぅっ!」  背後から回された手に下腹部を圧迫され、襲った痛みに暴れるけれど須賀は全く動じない。 「んっ……んくうっ」 「無駄だ。逃げるな」  そればかりか、ホースを更に奥の方まで押し込んで来て、無意識の内にいきんでしまう叶多の姿を喉で笑った。 「や……やめっ……」 「もう少し我慢しろ」  冷酷な声でそう呟くと、少し膨らんだ叶多の腹を更にグッと強く押す。 「う、ひっ……やぁっ!」  鋭い痛みにのたうち悶える叶多の元々白い肌からは完全に血の気が引き……目の焦点は定まらなくなり、冷汗がジワリと滲んで来た。 「ぐっ、うぅっ……」  身体は異物を出そうとするが、アナルに栓をされているせいで、そうする事は叶わない。どうにか楽になりたいけれど、もし今栓を抜かれたりしたら、須賀に自分の醜態を……晒してしまう事になる。  ―― それだけは……嫌…だ。 「……こんなもんか」 「くっ……うぅっ」  そんな気持ちを知ってか知らずか、グルグルと音を立てる下腹を揉みこむように掌で掴み、須賀がポツリと低く呟く。身体をガタガタ震わせながら、次は何をどうされるのか叶多が心底怯えていると、注入を止めてアナルに挿さったホースを一気に抜いた須賀が、間髪入れずにそこへ何かを捻り込むように押し入れた。 「っ!…あっ……やぁっ!」  爪が空しくタイルを掻く。もはや、振り返る余裕も無い。須賀によってアナルプラグが嵌め込まれてしまったのだが、もし仮に見えていた所で……何の救いにもならないだろう。  ―― 痛い……痛…い。  羞恥心は勿論あるが、一旦栓が抜かれた事で括約筋が伸縮し始め、叶多の頭は体と共に、一瞬にして排泄への強い欲求で埋め尽くされた。

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