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 胸を這い回る温かい舌の動きがいやらしい。乳首の周りを何度も通り過ぎて、じらす。 「ん、あき、いじわるしないで……」 「時間はたっぷりあるもの」  ピチャピチャと音を鳴らしながら乳首をなめて、噛んで、転がして。 「ぁっ、あ……ッ」  久しぶりすぎて、これだけでもだいぶ感じてしまう。  自然と背筋が反った。  胸ばかり責められると、下が切なくなってくる。  耐えきれなくて足をもぞもぞこすり合わせていたら、それを指摘されてさらに興奮してしまった。 「深澄、すごくエッチだ」 「んん……、はぁ、あ、」 「それに、とってもおねだりが上手だね」  口を大きく開けて舌を差し出すと、口の中に指を突っ込まれた。  苦しい、けど、夢中でそれをしゃぶる。  ようやくズボンを脱がせてくれて、あきは、完勃ちのペニスの先からこぼれる蜜を人差し指ですくい、ぺろりとなめた。 「ん、濃い味。自分でしなかったの?」 「……っ、冬休みに、はいってから、してない」 「どうして?」 「お、正月に……あきとしたいって、思っててっ」 「健気だね」  しっかり握り込まれて、そのまま、先端をきつくぐにぐにといじられた。 「ぁあッ、はぁん」  もう達してしまいそう。やばい。目をきつく閉じて、荒い呼吸で衝動を逃す。 「いいよイッて。きょうは何度でもイかせてあげるから」 「んン、はあ……っ、ぁ、あ」 「抱き潰すって、そういうことだよ」  耳元でささやかれたら、ダメだった。 「ぁあッイクッ……!……ッ」  体がビクビクと跳ねて、熱い欲液がぼとぼととこぼれ落ちる。 「すごい、止まらないね」 「ぁあっ! ぁ!……ッ」  あきは、跳ねる体を押さえつけながら、最後の1滴まで絞るように、丁寧にしごいた。 「……はぁ、ぁ」  既に目の焦点が定まらないくらい、意識朦朧。  あきは構わずローションを手に取り、遠慮なしにお尻の周りと中へ、ぐちょぐちょに塗りつけた。 「は、ぁ」 「こっちも犯してあげる」 「ん、ふぅ、」  絶対に誰も知らない、あきのいやらしい視線。射抜かれて、たまらなかった。 「ぁ、早くっ、欲し……」  さわやかで、いつも優しい先生が、俺のお腹のなかをぐちゃぐちゃにかき回して、生唾を飲んでいる。  正体不明の優越感で、おかしくなりそうだった。 「ほら、これ。深澄が好きなの」  ぐいぐいと1ヶ所を攻められたら、声が裏返った。 「いやらしいね。こんな成瀬くん、誰も知らない。お尻気持ちいいんだ」 「ん、ん……気持ちいい。挿れて」 「何を?」  そんな聞き方はされたことがなくて、恥ずかしさと興奮で、うまく言葉が出ない。  そんな俺の様子を見て、あきはぐじゅぐじゅと音を立てながら、派手に指を抜き差しした。 「ほら、教えてくれないと挿れられないよ」 「んぁッ、あきの、あきのちんちん、お尻に挿れて」 「いいこだね。ちゃんと言えてえらかったから、挿れてあげる。足抱えて?」  差し出すように広げて見せて、待つ。  あきはコンドームをつけると、遠慮なしに割り入ってきた。 「んぁああ……っ」 「すごい、深澄の中。熱くて、やわらかいのにぎゅうぎゅう締め付けてくるよ」 「あ、あきの、気持ちいい……ずっと欲しかった」  あきは満足そうに舌なめずりをしたあと、足を抱えていた俺の手をはがして、腰を支えて奥へ打ち付けてきた。  体全部を揺すられながら、勢いよく奥へ打ち込まれる。  いつもの比じゃないくらい、激しい腰使い。  まるで物みたいに雑に扱われるのが、かえって興奮した。 「ぁあっ、ん、んぁッ」 「ほら、犯されてるの。分かる?」  嬌声を上げながら、こくこくとうなずく。 「抱き潰すってこういうこと。でもまだまだ、全然。もっともっと、長い時間こうするんだよ」  あきは呼吸を乱しながら、荒々しく突き上げてきた。  意識が飛びそうになると緩め、薄く目を開けるとまた、脳が揺れるくらいのスピードで力強くガンガン突かれる。 「あぁッ、……はぁ、ん……あぁあっ、きもち、ぁっ」 「あー……ごめん、一旦イくよ? でも大丈夫、何時間でもいじくり回してあげるから」 「ん、はぁ、あぁっ、もぉ、」 「……、深澄、もう1回イッて。ひくひく締め付けられながらイきたい」  中をえぐられながらペニスを乱暴にしごかれたら、一気に熱がせり上がってきた。 「あっ、ダメ! んぁ……、イッぁああああ!……!」 「…………、く……ッ……!……っ」  ぎゅっとつぶった目の端から、涙がにじんだ。

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