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『千のちんこの神隠し』1
ぼくは春休みでも早起きをします。
隣の沖野のおばあちゃんは朝八時からデイサービスに行きます。いつでもおばあちゃんと一緒のタダシさんですが、デイサービスの時は、介護の人が付き添うのでタダシさんは家で一人きりになります。そこにぼくがこっそり遊びに行くのです。
十二時に近所の学校のチャイムが鳴るまでは、ぼくとタダシさんの二人きりの時間です。
その間、ぼくたちはお話をしたりキスをしたりします。たまにタダシさんとえっちなことをしたりもします。
今日もぼくはソファに並んで座って、昨日見た動画の話をしたあと、タダシさんのほっぺにキスをしました。
えっちなことをする時の合図です。
でも、タダシさんはキスをやり返してくれませんでした。ぼくはタダシさんのほっぺにたくさんキスしました。
「あ……、あの……」
なにか言いたそうなタダシさんを押し倒して、ぼくはじっとタダシさんを見ました。するとタダシさんが黙ったので、唇にキスをしました。
ただ唇が触れるだけなのに、タダシさんとキスをすると幸せな気持ちになるから不思議です。抱きしめようとすると、タダシさんは僕の肩を持って身体を引き離しました。
「りゅ、りゅうくん……、実は、朝からちんちんが見当たらないんです」
「また家出したの?」
「さあ……」
ちんちんはタダシさんの言うことを全然聞かないので、いつも喧嘩ばかりしています。家出することもあります。そんな時は決まってぼくの家に逃げてきます。もしかしてぼくと入れ違いになったのかなと思ったけれど、ちんちんを探すのはやめにしました。
それよりもタダシさんといちゃいちゃしたかったからです。
ぼくはタダシさんの麻のズボンに触れました。確かにそこにはなにもありませんでした。真上でごくりと生唾を飲んだ音が聞こえました。
タダシさんが顔を赤くしてこちらを見ています。目がうるうるしてなにかを期待してるみたいでした。
僕はタダシさんのシャツを外しました。うっすらピンク色の乳首を少し撫でるとすぐに硬くなりました。優しく撫でてあげると、タダシさんはすぐにえっちな声を出します。
「……ぁ……」
ほらね。
ぼくは乳首を指で転がしながら、タダシさんの胸に頬を寄せました。タダシさんのおっぱいは弾力があってふわふわしていて気持ちがいいです。でもおっぱいを触っていると力が入って固くなったります。触れていない方の乳首を舐めると、タダシさんは我慢できずに大きく息を吐き出しました。
「はぁぁ……ん……」
「ぼく、知ってるよ……。タダシさんはちんちん触られるより、こっちのほうが好きなんでしょ?」
チュゥっと音を立てて乳首を吸うと、タダシさんはのけぞってビクビクしました。吸った乳首は真っ赤になっていて、とってもえっちです。
「りゅ、りゅうくんぅ……ッ」
タダシさんの息が荒くなってきました。タダシさんのズボンを脱がすとのっぺりとした肌色の腰が出てきました。ぼくもぱんつごとズボンを脱ぐと天井を向いている自分のちんちんをタダシさんの腰にこすり付けました。ぼくの先端から透明なおしっこが出てぬるぬるしてタダシさんのお腹に落ちていきます。それを広げるようにぼくはちんちんをこすり付けました。ちんちんがあったなにもない下腹部から割れた腹筋に向かって擦るととても気持ちいいです。擦られてるタダシさんも気持ちよさそうにしています。乳首を摘まんであげると喜んでくれます。
「タダシさんにちんちんなんていらないよ。そんなのなくったって、こんなに気持ちよくなれるんだから」
気が大きくなったぼくがそう言った時、背後で何かが落ちる音が聞こえてきました。
「え……」
振り返るとビニール袋を落としたちんちんがいました。タダシさんと感覚が繋がっているちんちんは勃起していましたが、とても悲しそうに見えました。
「えと……、今のは違うよ」
ぼくは慌ててそう言いましたが、ちんちんは動きません。やがて先端から溢れた蜜が涙のように溢れると、ちんちんはぼくらから背を向けて一目散に逃げ出しました。
「ちんちん、待って!」
タダシさんから下りて自分のちんちんをしまうと、ぼくは慌ててその後を追いました。玄関を開けると廊下を飛び跳ねるちんちんが見えました。
「待ってってば!」
ちんちんは手足がないので、走れば簡単に追いつきました。ちんちんは飛び跳ねると振り向きざまにぼくの顔めがけて射精してきました。もろに目に入ってぼくの視界は文字通り真っ白になりました。
「うわぁっ!」
「あうぅ……っ!」
同時に後ろの方でタダシさんのうめき声が聞こえてきました。タダシさんも射精の影響で廊下に屈んでいたようでした。呼吸が荒く、近づいてくる足音がフラフラしています。
「りゅうくん……、大丈夫ですか?」
「目に入ったよぉ!」
ぼくが叫ぶとタダシさんはエプロンでぼくの顔を拭いてくれました。涙をぼろぼろと流しているとようやく痛みが引いてきて、タダシさんの心配そうな顔が視界いっぱいに広がりました。
「うぅ……タダシさん……」
「大丈夫ですよ。人体には無害ですから」
タダシさんは優しく微笑んでぼくを慰めてくれました。目が見えるようになって周りを見渡すとちんちんはすでにいませんでした。
「そのうち帰ってくるでしょう」
タダシさんは少し呆れたように言うと、そのままおうちに戻っていきました。ぼくも少し迷ったけれど、タダシさんと一緒に帰りました。悪いことを言ってしまったので、今度会ったらちんちんに謝ろうって思いました。
おばあちゃんの家に帰るとちんちんが落としたビニール袋がそのままになっていました。ちんちんが帰ってきたら渡してあげようと思って、そのまま持って帰りました。
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