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第10話
「東雲。最近お前バイト先にもいないし、学校にいても具合が悪そうだし。俺が話しかけようとすると避けられるし俺東雲になんかしたか?」
「ううん。藤山くんのせいじゃないよ。僕のせい。」
「東雲せいってなんだよ?!なんかあったのかよ!避けられると俺…悲しいよ」
そう震えた声で言われた。
本当のことを言ってしまおうかと決意が揺らぎそうになる。
「僕は…。僕はもう藤山くんとは話したくない。話しかけないで…?」
「なんでだよ!!!俺は!お前と友達だと思ってる!!」
「うるさい!!!僕のことなんかなんも知らないくせに!!!僕がどんな気持ちでいると思ってるんだよ!」
彼女のことだけ考えててよ………。
「なぁお願い。本当のことを話して欲しい。東雲の本当のことが知りたいよ……。俺彼女作った意味なくなる。東雲が傷ついてるんだったら意味無い。」
「それって……どうゆうこと………?」
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