「藤山くんの彼女さんが僕と藤山くんが僕のバイト先で話してるのを見て、僕のこと恨んでたみたい…。それで、それでね」 涙がもっと出てきてしまった。 「辛いなら言わなくても…」 「うんん。僕ちゃんと言いたい。………それで僕彼女さんに雇われた男の人に殴られたり、犯されたりしたんだ………。それで男の人達が藤山くんに話しかけないならもうこんなことしないって言われてずっと藤山くんのこと避けてた。ぼく、ぼくっ…汚いよね。ごめんね藤山くんごめんね。こんな僕が藤山くんに触っていい存在じゃないのにね。しかも避けちゃって本当に僕なんて居なければいいのにね」 「そんなこと言うな！！！」 大きな声で言われてビクッとなった。 そしたら抱きしめている力を少し強くして 「あ…。ごめん大声出して。でも東雲は俺にとっては大事な存在なんだ。そんなのと言うなよ」 藤山くんにそう言われてすごく嬉しくなった。 やっぱり藤山くんは僕にとって太陽みたいだなぁ。