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第2話
_____ガンッ
「おい起きろ」
「椅子蹴るんじゃない。ケツに響く。俺のケツは繊細なんだからね?」
「起こしたんだから有難がれ。てゆうか、保健室行ったかと思えば戻って来て、何も言わず突っ伏すて何なの」
可愛い顔してやる事は凶暴過ぎる
「あ、あーー、何だったっけね。え、俺、教室デテナイヨ?ホケンシツナンテイッテナイヨ?夢でも見てたんじゃないのかな? 」
「目がっつり泳いでんだけど」
眉間に皺を寄せた悠は腰に手をやりため息を吐いた
「どうせ、ヤってる所に出会して見なかったフリして帰って来たってトコだろ」
____こいつ、鋭い…
「で、誰と誰がヤってたの」
何聞いてくるんだこいつ
いい気分で忘れてたってのに
「一瞬だったから分からんわ。んー、入れてる方が、確か金髪だったような」
金髪なのかなあれ。卵と砂糖を泡が立つまでミキサーで混ぜた色?まあ、忘れたよね
「金髪か。金髪なんて、この学園じゃそんな多くないしな。あの人とあの人……」
何かブツブツと独り言を始めた。気持ち悪い
「ほら、ブツブツ言ってないで、スーパー寄って帰るぞ」と言って、悠の背中を押して教室を出た
この学校は、山を買い取って作ったらしく、街のようになっている。本屋やらスーパーやらその他必需品等はデパートみたいな所で揃えることが出来る
初めてここに来た時は、目ん玉出るかと思ったね
学校から歩いて五分位のところにその建物はある。今日はハンバーグにしよう
デパートに着く頃には、普段の悠に戻っていた
「悠、ハンバーグの材料持って来て。俺は調味料のとこに居るから。あ、チーズ忘れるなよ」
「オッケー」と言って、悠は食品売り場の方に行った
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