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第3話

買い物を済ませ寮に戻り手を洗い、先程買った材料を並べ、必要ないスパイスとかは引出しに仕舞う。 部屋着に着替え玉ねぎを炒めて皿に移し、米を炊いた 着替えの為自分の部屋に一旦戻った悠が来たから声を掛けた 「お前、丸め係な」 「手伝えと?」 「当たり前だろ。自分で1キロ買ったんだから責任もって混ぜろ。俺は他のを作るから」と言って、レシピを悠に渡す 「りょーかいしましたー。その代わり俺のは大きいのね」 「いっぱいあるんだから食い意地張るなよ。好きにしろ。玉ねぎそれ使って」 わーいっと言って、手を洗って混ぜ始めた 「颯翔、こんなもん?」 サラダを作ってると、後ろから声がした 「そんなもんかな。チーズ入れるならこのピザチーズな。俺のは入れれるだけ沢山入れといて」 「ホント、チーズ好きだな。はいよ」 レタスやらパプリカやら彩りを気にしつつ盛り付けてクルトンを乗せて完成 その後にコンソメスープを作った。 後は、ハンバーグに焦げ目を付けてオーブンで焼くだけ 焼き終わったのと同時に炊飯器のあの愉快な音が鳴った 「食うか」 「食べよう」 ハンバーグを盛り付けて、作ったものをテーブルに持って行く 「「いただきます」」 椅子に座って手を合わせて言う 「うまっ!」やべえ、と興奮気味に悠は頬張って食べている 悠のだけ異様にでかい 俺の掌サイズはありそうだ それを見てるだけで腹がいっぱいになって来るが、俺もハンバーグを食べ始めた 切るとトロリとチーズが出てきて、頬が緩む 「美味い」 ___チーズが 「颯翔のは、肉よりチーズが多いよな」 それが良いんじゃないの チーズを噛み締めながらゆっくりと食べる 「ごちそう様でした」 俺はまだ半分も食べ終わってないのに、悠がパンッと手を叩いて言った ____早食い 食べ終わったと思ったらさっさと皿をキッチンに持って行き洗い始めた 「颯、漫画見るよ」 「あぁ」 俺はαだからという理由で、通常は二人部屋なのを一人で使っている それが理由で、悠は何かと漫画を買っては俺の所に持ってくる。お陰でもう一つの寝室は見事に本棚で壁が埋まっており漫画だらけだ 少し悠の自己紹介をすると、悠はここに来る前に通ってた公立中学での同級生だ。 中学の頃は特別仲が良かったわけではなく、まあそれなりに話してたって感じの仲である。 けど、たまたま図書室で入試勉強してたら会って、話すと同じ高校目指してるとなり仲良くなった。 元々は、両親の卒業校だからという理由で決められた。別に行きたい高校無かったし、この高校を卒業すれば将来安泰らしいし、進学することにした で、2人とも無事合格で今はとても仲良し。ちゃんちゃん

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