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第7話
「お前、名前と学年は?」
ボへーッと空を眺めてたら声を掛けられた
「鷹司。1-C」
「鷹司か。下の名前は?俺は日向 澪音だ」
「へー。れおってかっこいい名前だね」
何も考えずにポンと出た感想を言った
青空に白い雲がのんびりと浮かぶ光景って、見てて落ち着く。じっとそれを見てたらゆっくりだが動いてて、あの雲は今度は何処に行くのかなとただただ考える
「おい、俺の質問をスルーするな」
____質問?
名前聞かれたから答えたけど、何か他に聞かれたっけ?
「下の名前だよ。鷹司って苗字だろ?下の名前を教えろって言ってんだよ」
何に対してキレてるのか、声を荒らげる
てか、こいつ偉そうで今流行りの俺様ってヤツか?面倒くさ
「……颯翔。鷹司 颯翔」
嫌だと言うのも面倒で教えた
「颯翔…。そうか、颯翔か」
_____嬉しそうに俺の名前を噛み締めてるとこ悪いんですが、気持ち悪いです。
何て、先輩に言える程肝が座ってるわけでも無いので、嫌な顔をするので精一杯だった
てか、悠が言ってた学園内の金髪生徒の他にもいたじゃんかよ
名前忘れたがその二名とも多分名前が違うし、会長がこんなとこで油売ってるとは考えづらいし。
「颯翔と呼んでも良いか?」
「お好きにどうぞ」と、携帯を見ながら答える
たまたまSNSを開くと、悠から「体育終わったよ。」と来ていた
もうそんな時間か。
あと1時間くらいサボってもいいなと思い、次もサボると送った
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