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第39話(大山プライベート)ブログにて注意喚起あり

※お読みいただく前にブログの注意書きをご覧頂いてからお進み下さい。こちらの描写は少しBLとは趣向が違っております。ほんの数話ですが、プライベートシリーズは、ちょっと方向性が違いますので、ご注意ください。 本編と関係ある部分は、飛ばしても同じものが読めますので、ここをお読みになる方は重複してしまいます。ごめんなさい。 杉本が入院をして5ヶ月が経過した。 さすがのあたしも心神耗弱状態だ。 ――杉本の声が聞きたい……はにかむような笑顔が見たい……話したい…… あたしが見たいのは、あの男に見せるような無邪気な子供のような表情ではない。 仕事に真摯に向き合って、一緒に悩んで、バカやって、時間がないからって、出前の弁当を頬張りながら、時には喧嘩できる杉本だ。 仕事が一段落すると、一緒に酒が飲める仲間だ。あたしが車なのと、飲みすぎる傾向にあるから、とわざわざ、あたしの家の近くで飲み会をする。ヤツ曰く 『遠くで飲むと送っていくのが大変だからですよ。運転代行だって、うち通過してわざわざ送って、徒歩で帰る身にもなってくださいよ。』 と困った顔で笑う。そんな杉本だ。 生きてはいるが、今までの杉本を失って初めて気付かされることがたくさんあった。あんなにあたしはフォローされてたんだ……気遣いが出来て、あたしより先に挨拶を回って、あたしがミスったところがあって、それにあたしが気づいてなくてもそっと訂正してそのことは何も責めない。喧嘩っぱやいあたしを宥めるのも彼で相手の不快を取るのも彼だった。 今になって思う。アイツがΩじゃなくて、普通の男で、αでもβでもいい。なんならあたしがαでもいい。そんな関係だったら、きっと…… ――あたしは……杉本が好きなのか? いやいや、まさか。でも、あたしはバイだから、道具さえ使えば抱くことは出来る。 しかも妊娠させる心配もない。あの匂いだけで、あたしだって欲情出来るくらいだ。部屋に踏み込んだ時、正直クラっとした。気分がそっちの方向に向いた。だから、帰る時、セフレの1人とコンタクトを取って欲望を発散した。 今になってαの女性が羨ましい、と感じる。 α、と言うだけで今は拒否反応を起こしてるけどあんなことさえなければ、性別だけで言えば自然の夫婦になれたはずだ。 ――って、何考えてんだ?あたしは…… うちの会社には社長しかαはいない。αだったら出逢うこともなかっただろう。 LGBTのセフレだっているのに。 βで同性愛者、αの女性、トランスの女の子。あたしはリバだから、抱くのも抱かれるのも好きだ。αに発情させられるのも嫌いじゃない。 女同士だから、女のツボを心得ているところが良いし、βやトランスの子なら男のようにイクことがないから、ペ二パンでイキすぎてトリップしてぐちゃぐちゃになってイキまくってる姿が最高に可愛いと思ってる。αの親友もトランスの子も、こちらをイカせまくってくれるから気持ちイイ。 ――欲求不満なのかな…… どうもあの時の杉本のことを思い出してしまう。そういえば、しばらく誰の相手もしてないことに気付く。 何人か声をかけてみようか……けれど、杉本の身体が思い出され仕方がない。貧乳の女の子か、Ωの男の子を相手にしたいな…… ネットでΩの男の子の風俗のサイトを見る。 いくつかの店をネットサーフィンしてると、杉本に似た可愛い男の子を見つけて予約する。 男の子をいただくのは初めてだ。でも……擬似でもいい、頭を離れない杉本の姿を思い出すと似た子じゃいと、きっとこの欲求不満は解消されない。 道具をいくつか用意して家を出る。デリヘルではないから、家に呼ぶことは出来ないが決まったホテルがあるらしい。指示されたホテルの部屋へ向かう。 シャワーを浴びて部屋に出ると、気持ちよさそうに自慰をしてる男の子が目の前に飛び込んでくる。アナニーをしながら自身を扱いてる。 杉本とは違う発情(ヒート)の香り……だけど、あたしを興奮させるには十分だった。この子は甘い果物のような香りだ。 ベッドに乗るとスプリングで揺れるベッドであたしに気づいたようだった。 「……誰が1人で気持ちよくなっていいと言った?大人しく待ってろって言われなかった?」 どうもこの子はMっ気があるらしく、その言葉にうっとりしながら「ごめんなさい」と謝る。 「あたしはリカ。名前は?」 ここで本名を名乗るのはリスクが高いから、この名前を使っている。 「……ミヤビです……」 ――おいおい、源氏名まで一緒かよ。 「女性のお客様は初めてでしたので……な、慣らしておいた方が良いかな?と……」 「あたしの楽しみを奪わないでくれる?初めから始めて徹底的に気持ちよくさせたいの。最初は恥じらってくれるくらいが丁度良いのに。覚えておきなさいよ?あたしは男じゃないから精液は出ないけど、空っぽにしてあげるくらいのことはできるよ?」 キスをすると急に恥じらうような仕草をする。 「……あまりキスの経験がなくて……」 あたしは下舐めずりをして、ディープキスを仕掛けた。最初は戸惑っていたようだったが、上手にそのキスを受け取って腰が揺れだした。

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