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第41話(大山プライベート)注意喚起あり

「……んフッ……んッ、んっ……あぁん」 こんな仕事をしてるのに飲んでもらったことがないとは…… 「……そいつは勿体ない。ミヤビはこんなに可愛いのにね。基本男は相手はしないんだけど、ミヤビは可愛いと思うよ?男じゃないから精液が出ないから、発情(ヒート)をセックスで完全に抑え込むことは出来ないけど、ミヤビは抑制剤は効く方?」 フルフルと首を横に振る。そんなとこまで似てんのかよ……と思いながらも聞いてみる。 「ミヤビは特殊Ω?」 眸を見開いてあたしを見つめる。そして頷いた 「……一応、うちの店のスタッフの精液は持ってきました。最後にこの注射器で中に入れてくれれば大丈夫です。」 そんなものまで持たされるとは……本気であたしは男になりたい、と思ってしまった。 「後で、特殊Ωの薬の飲み方を教えてあげるから、まだまだ、あたしの下で喘いでいなさい」 「でも……ボクはまだ、リカさんを気持ち良くさせてあげられてません……」 「後で顔面騎乗するからその時に御奉仕してもらうから気にするな」 「でも、ボク、女性の……舐めたことなくて」 「舌出してればいい。あたしが好きに動くから。少しだけ舌に力を入れなさい」 命令されて喜んでいる。躰をひっくり返して、腰を上げさせて双丘に開くと、愛道が物欲しそうにウネっている。周りから舌を這わせると悲鳴のような声を上げながら、腰が揺れる。 「…………らめ……れす……きた……ない……はっ、あぁぁぁぁぁ、アァァァァァァァ!!」 舌を出し入れすれば、短く気持ちよさ気な声を上げる。それに気を良くしたあたしは また、躰反転させて上を向かせる。 あたしも、と顔の前に陰部を近づけて舌を出せと命令する。オズオズと伸ばされた舌に押し付けて腰を動かしながら自分のイイところを舐めさせていく。段々とコツを掴んできたのか、舌に力が入っていい感じになる。 「そのままの状態にしておいてよ?」 自分のクリトリスを包まれた場所から開いて剥き出しにしてミヤビの舌でオナニーのように少し激しめに腰を動かして軽くイッておく。 「……もう少しそのまま我慢してね……」 上がった息のまま膣に舌を出入りさせて、気持ちよくなる。 素早くペ二パンと、コンドームをつけてミヤビの中に正常位のままでスクロールしながらどんどん奥に進んでいく。ミヤビの表情が恍惚としていくのがわかる。 奥まで入ると休みなく徐々にスピードを上げながら、最初はゆっくりと律動を始める。 「アッ、アッ、アッ、あぁん……んぁ……」 なんてエロい顔で喘ぐんだろ……これが見たくて先走るバカがいて、Ωはツッコめばいいと勘違いする奴が出てくるんだろう、と思う。 キスをしながら腰の動きを早めていくと鼻から漏れる声が断続的な長い声になるが、口を塞いで、舌を絡めて吸って、口腔内を舌が暴れ回る。αに抱かれてる時、腰が早い時にこういうキスをされるとイクのが早くなる。乳首もコリコリと捏ねながら腰を振り続けると、2回目の絶頂で、互いの腹の間で温かい精液が飛び散る……が、あたしはそこで腰の動きを弱める訳がない。 「ちょっ……アッ、……イッて……あぁん」 「……だから……?気持ちよくないの?」 「きもち……良す……ぎて……あぁ、アッ、」 「すぐイきそうって?当たり前でしょ?あたしはミヤビを気持ちよくするためにここに居るんだよ?最初に言ったでしょ?空っぽにするくらい気持ちよくさせてあげるって……」 ペ二パンだから、イクことがない。感度がいい彼は立て続けにイキ続け、最終的には水のようなものがピッと飛ぶ程度になったが、あたしが求めてるのはその先だ。 「……アッ、も……んぁ……出ない……ンゥ」 「知ってる。でももっと気持ちよくなりなさい?まだまだ足りないわよ?男と違ってペ二パンに際限はないんだから。」 「……アッ、アッ、あぁん、アッ、あぁぁ?……ヤッ……怖っ……なんか……来る」 「大丈夫、そのままあたしに身を委ねなさい」 あたしの待ってたものが来た…… プシャーッと音を立てて潮を吹いた。顔まで飛んできたそれを舐めとるとしょっぱい。ペ二パンを抜き、ぐったりしてる彼の中に、彼の中に彼が持ってきた精液を注いでやる。 ペ二パンを外すために足元に腰を下ろしてたまたま目がいったミヤビの姿と杉本の強姦(レイプ)後の姿が重なる。 ペ二パンを取り去り布団をかけて2人で向き合ってミヤビを抱きしめた。 「リカさん……ドSすぎ……最高……」 声を発してくれたことにホッとする。 「……こんなあたしは嫌い?」 「もし、αか男性だったらプロポーズしてたくらい好きになっちゃいそう……」 ――もし、αか男性だったら……か。そりゃそうだ。

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